kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

5年前の衆院選でも、小池新党にまとまれば政権交代の気運が生まれると言っていた人がいましたね。それで何が失われるのか議論するのを置き去りにしたまま。(三春充希氏)

 一部で議論になっているツイートのやり取り。

 

 

 上記ツイートに対する三春充希氏の切り返しが痛烈だった。

 

 

 そりゃそうだ。

 2017年に希望の党が発足したあとに枝野幸男が旧立民の立ち上げを断念していればどうなったか。小池百合子前原誠司の下でまとまって「排除劇」をやってのけた「大きな塊」には与するわけにはいかないと考える人たちにとっては(もちろん私もその一人だった)とんでもない話だった。

 旧立民の立ち上げで頓挫した「希望の党」一派は、しかしながら2017年当時の夢を諦めていなかった。それで2021年衆院選の立民惜敗に乗じて、泉健太一派が党の乗っ取りに成功したというのがこの1年あまりの野党政局の流れだったと私は見ている。

 信じ難いことに、かつての共産党系学者と思われた人まで立維の連携を肯定的に論じる一方、共産党執行部の方は(ある意味立民にも似て)理念をかなぐり捨てて「ケムトレイル陰謀論信者」にして2013年の山本太郎の「天皇直訴」に感激したトンデモ右翼人士に地方選で相乗りしようとしている。「科学的」の看板が泣こうというものだが、共産趣味者や権威主義者たちは自らが支持する政党に「物申す」ことすらろくすっぽできない。もちろんそれと同じことが、かつて立民の立ち上げに熱狂しながら、現在それとは正反対の向きかつ5年前の希望の党と同じ向きのベクトルを持つ泉の維新へのすり寄りを支持ないし容認している立民支持者にもいえる。

 長くなるので簡単に済ませるが、自民党岸田文雄政権もまた「無原則」もいいところだ。軍事費増額の政策に関して、岸田は2027年までに倍額を指示した、財源には原則として国債を充てると報じられた(28日)。予想通り、これに「増税派」筆頭格ともいうべき朝日新聞がかみついている。

 

www.asahi.com

 

 この件は別途取り上げたいと思うが、記事についたはてなブックマークのコメントが興味深い。

 

防衛費財源に赤字国債論が浮上 自民党会合「増税反対」の大合唱:朝日新聞デジタル

NHK日曜討論見た感じでも、増税で賄おうとするな、については共通っぽい。れ新もこれについては出していいけど国債は借金だからと言うなくらいの反応。

2022/11/30 07:52

b.hatena.ne.jp

 

 日曜討論新選組は「出していいけど国債は借金だからと言うなくらいの反応」だったのだそうだ。つまり同組は軍事費増額には決して反対していない。これでは自民党の安倍派と何も変わらないではないか。やはり新選組は「左派ポピュリズム政党」ではない。私は以前からと同じように新選組を「『右』も『左』もないポピュリズム政党」だとみなしているが、あえて同組を「右」か「左」のどちらかに分類せよと言われるなら迷わず「右派ポピュリズム政党」の範疇に入れる。

 泉健太志位和夫岸田文雄山本太郎もみな「無原則」だが、支持者たちもみな彼らに盲従している。なんという醜態か。