私は×××新選組(伏字部分は弊ブログのNGワード)は全く支持しないが*1、同組の構成員と認められるブログ主が書いた下記ブログ記事には全面的に同意する。
国会で議論することもなく、軍事費倍増へ。
ある意味、安保法案のときの安倍政権よりもたちがわるいことを岸田政権はしようとしている。そして、このままいけば、立憲民主党も含めて軍備倍増やむなし、ただし増税でそれをまかなえという方向に行きそうだ。他方で、安倍派がお金を刷って軍備増強を、という方向に行きそうである。そもそも、軍備倍増で、日本の安全が守られるのだろうか?否。自分たちで食う食料の3割強しか作れない。原発が54か所もある。そんな国が戦争できるのだろうか?敵基地攻撃能力?日本を倒すのにはミサイルはいらない。食料を締め上げればおしまいだからだ。あるいは、原発を攻撃されても終わりである。防衛労働者の給料引き上げは物価上昇に見合って必要だろうがそれで増える防衛費など微々たるもの。本丸は、武器である。武器を倍増したところで守れるのか?ということだ。現状でも世界5位とも6位ともいえる軍事大国が日本だ。ここは、外交をもっと柔軟にやるべきだろう。この点でも岸田さんは心もとない。安倍さんはある意味、ダーティーな政治家だったことと裏腹にイランなどいわゆる欧米白人国家と反目する政府とも付き合う柔軟さはあった。今の岸田さんはある意味、欧米主流に「名誉白人」のように持ち上げられて喜んでいるだけに見える。そこに、大きな危うさがある。日本は非白人国家に囲まれているのだ。故・安倍晋三さんより危うい岸田総理とさえいえるのだ。(『広島瀬戸内新聞ニュース』 2022年11月28日)
安倍は下野していた時には「趣味の右翼」全開の言いたい放題だったが、安倍自身が総理大臣にやっていた頃からアメリカに「武器を買え」との圧力を受けていたに違いないけれども、軍事費のドラスティックな増額などはやらなかった。ところが自分が総理大臣の座を再び投げ出すや、自分でもやらなかった「軍事費を大幅に増やす」政策をとれと岸田に圧力をかけたら岸田は本当にその方向に動き始めた。第2〜4次安倍内閣の期間(2012〜20年)に政権や闇将軍に対して「物言う」ことがすっかりできなくなってしまったメディアは軍事費の大幅増に異を唱えなかったから人々もそれがおかしいと感じることができなかった。無原則な野党第一党がこの流れに異を唱えることができなかったのも当然だ。
指摘する人はほとんどいないが、安倍晋三は私の言う「ジャパニーズMMT派」の主張にかなり感化されていたようだ。だから「軍事費は国債で賄え」と主張した。いつの時代にも増税は不人気な政策だし、最悪なことにどっかの政党が「減税」をワンフレーズポリティクスにしてしまって共産・社民も事実上それに乗っかってしまっている。岸田は本心では増税で軍事費を賄いたいと考えているが、国政選挙で票を減らす不人気な政策をとれないから「死せる晋三生ける文雄を走らす」形となって、国債で軍事費を賄う政策が岸田政権によってとられる可能性が非常に高いと私はみている。
なお私は、国債に拠ろうが増税に拠ろうが軍事費倍増の政策自体に絶対反対であって、現行のGDP比1%枠を守るべきだと考えている。本当は無用な武器の購入を減らすことによって現状よりももっと減らすべきだが、妥協の最低ラインが「現行のGDP比1%枠の維持」なのだ。
財源が国債であろうが増税であろうが、軍事費の大幅な増額は社会保障の削減にきわめて強い圧力をかけることになる。それでなくても、過去の党史において福祉国家を目指したことなど一度もなかった自民党政権のせいで、日本の社会保障はお粗末だ。だから大金持ち・小金持ちを問わず貯め込んだ金を使おうとしない。
しかも、軍事費を倍増すれば日本は安全になるかというと決してそんなことはない。却って攻撃されるリスクを増すだけだ。その上、岸田は原発推進路線に回帰しようとすらしている。上記にリンク及び引用したブログ記事が指摘する通りだ。
とんでもない保守反動政権というほかない。あれが「保守本流」の成れの果ての姿だ。
そんな岸田政権にすり寄る玉木雄一郎の民民も「積極財政」がウリだが、民民も論外の政党だ。しかし立民も民民と大差ない。東洋経済の下記記事でこき下ろされている維新にすり寄って支持者が「政党支持率が上がった」とぬか喜びしているが、この夏以降の自民と維新が競うように自滅しているおこぼれに与っているだけだ。それはほんのおこぼれに過ぎず、自民にも維新にも失望した層の大半は無党派層と化している。
上記リンクの記事の引用は省略するが、著者は泉宏といって立民代表と同姓だが、元時事通信のトップにいた保守系のジャーナリストのようだ。
記事についたはてブコメントより。
参院選の勢いはどこへ?「維新」醜聞連発で大逆風
- [維新の会]
参院選前からマルチ商法だのパパから限度超え寄付だの秋田犬配りだの経歴詐称だの女性専用車で選挙活動だの猪瀬セクハラだの醜聞連発だけど。
2022/11/29 11:47
参院選の勢いはどこへ?「維新」醜聞連発で大逆風
感覚がマヒしてて中条きよしとか大した醜聞じゃないように思えてくる。足立、丸山、下地、上西、サウナ池田とかひき逃げとか殺人未遂とかこれまでもずっと無茶苦茶な集団だったのに。
2022/11/29 12:06
私がもっとも強く共感してスターを進呈したのは下記のブコメだった。
参院選の勢いはどこへ?「維新」醜聞連発で大逆風
そんなわけで、立憲執行部は馬場っちをカモにして、共産を切ってこんな維新を喰う気らしいのだが、お腹壊さなきゃいいけど。
2022/11/29 19:02
まったくだ。こんな政党との「共闘がうまく行って、政党支持率が上がった」などと喜んでいるお花畑の立民支持者たちにもただただ呆れるばかり。
なお、師走に入ったことでもあり、ひたすらうざいだけだったさる「隠れ常連コメンテーター」をコメント禁止処分にした。「隠れ」というのは、どんなに多くの批判コメントをもらっても、ある時期から一切承認してこなかったからだ。コメント主は幼稚な「共産趣味者」だが、コメント禁止処分にした記念に、最後にもらったコメントを1件だけ承認した。それを以下に晒す。なお、idコールは止められないようだから、コメント主が自ブログに私の悪口を書いた時にはそれが通知される状態は今後も続く。
コメント主はあれでも「上手くやっているかに悩んでる」つもりらしいと知って笑ってしまった。なぜなら私はid:bogus-sumotukareが過去に何をやって/やられてきたかの片鱗くらいは知っているからだ。奴が実はチキンだということも含めて。
それはそれとして、国会で議席を持つあらゆる政党や政治勢力を強く批判しなければならない時代はかつてもあった。1945年の敗戦の前後だ。
現在は当時と同じく「崩壊の時代」から「次の時代」への過渡期に当たると弊ブログは認識している。戦時中に石川淳その他がやったような世捨て人・隠遁者的な態度を取ったって良いのだが、一言多い性分だからどうしようもない。書きたいように書くまで。
そもそもkojitakenは「リアルの政治活動は恐らくしておらず、ネット上で駄文を書き連ねてる」だけの「口舌の徒」でしょう(その点は俺も残念ながら同じですが)
実際にリアルの活動をするとなれば、相手が「政治的に敵対するグループ」ならともかく「政治的な共闘相手」なら「好き勝手に破壊的な批判をする」訳にもいきません。それでは共闘が成り立たない。
kojitakenのように無責任に悪口するわけにも行かない。
そこはリアルの運動の悩み、苦しみがあります(勿論、そこを乗り越えたところに喜びはあるのでしょうが)。
「好き勝手な批判」をしたら信頼関係が破壊され共闘が成り立たないが、批判せずに馴れ合ったら運動が堕落していく。
そこをどう上手くやっていくかに皆悩んでるわけで、その悩みを「とにかく批判すればいいんだ」「批判を躊躇するのは盲従だ」というkojitakenのように切り捨てるのは単に無責任でしかありません。気持ちはスカッとするかも知れませんが、子どもじみています。