今月はどこかのタイミングで三春充希氏による国政選挙での立憲民主党の得票を分析した結果が公開されると思うが、この記事では2012年以降の国政選挙における民主党系政党及び生活(小沢党)/新選組(山本党)の比例代表得票率の推移のみ記録しておく。
- 2012年衆院選 民主 16.00% 生活 5.69%
- 2013年参院選 民主 13.40% 生活 1.77%
- 2014年衆院選 民主 18.33% 生活 1.93%
- 2016年参院選 民進 20.98% 生活 1.91%
- 2017年衆院選 立民 19.88% 希望 17.36% 自由 候補者なし
- 2019年参院選 立民 15.81% 民民 6.95% 新選組 4.55%
- 2021年衆院選 立民 20.00% 民民 4.51% 新選組 3.86%
- 2022年参院選 立民 12.77% 民民 5.96% 新選組 4.37%
やはり昨年の参院選で立民の比例区得票率が急落したことがわかる。2021年衆院選との比較では36%も減った。2019年参院選との比較では見かけ上19%減だが、2019年には泉を含む旧希望の党の連中は民民の議員だった。民民の過半数が合流して大きくなったはずの新立民で3年前の参院選より19%も比例票が減ったのは、やはり泉が大量の比例票を流出させたとみるほかない。参院選のあと統一教会問題で岸田内閣支持率と自民党の政党支持率が下がったという新たな要因はあるが、維新にすり寄るばかりで岸田政権への追及も甘い泉執行部のままでは、立民はチャンスをみすみす逃す可能性が高いのではないか。昨年の参院選では枝野立民時代に目立った選挙ブーストもいたってしょぼかった。
三春氏の分析が果たしてどのようなものになるか、注目される。