とぶとかげズ氏のツイートより。
>立憲は結党時の勢いを失いつつも(中略)第48回衆院選(2017年)と同程度の票を確保します。その票がわずか半年でこれほど溶けたということは、泉体制への失望を何よりも雄弁に語っているといえるでしょう。(中略)立憲の票は奪われたのではなく崩れたことがうかがえます https://t.co/QMjIEVtXWr
— とぶとかげズ (@doxob73) 2022年11月7日
三春充希氏がnoteでの有料記事発信を始めたようだ。とはいっても冒頭部分は無料。上記とぶとかげ氏のツイートは、その無料部分から抜粋された。
以下、三春氏の記事から引用する。
第49回衆院選(2021年)と第26回参院選(2022年)の比較はどうでしょうか。これは9か月間の変化にあたりますが、立憲の一人負けの様子が一目瞭然です。
(表の引用は省略。上記リンク先の三春氏の記事を直接ご覧下さい)
立憲には2020年に旧国民の分党によって衆参の議員が合流し、社民党の分裂によって議員や党職員の移籍がおきました。そうしたことゆえに、立憲は結党時(2017年)の勢いを失いつつも、第49回衆院選(2021年)では、第48回衆院選(2017年)と同程度の票を確保します。その票がわずか半年でこれほど溶けたということは、泉体制への失望を何よりも雄弁に語っているといえるでしょう。表からは9か月間に維新が伸びたともいえず、立憲の票は奪われたのではなく崩れたことがうかがえます。
三春氏のnoteに掲げられた表を見ると、昨年(2021年)の衆院選での立民の得票率20.00%に対して、今年の参院選では12.77%と、実に7.23ポイント、率にして36%も減らした。
どう考えても立民の惨敗としか思えなかったのだが、この結果について立民代表の泉健太は「踏みとどまった」と言った。
上記朝日新聞デジタルの記事から引用する。
TBSラジオ番組では「昨秋の衆院選後、日本維新の会に党支持率を上回られたが、ここまでよく持ち直して踏みとどまった」と安堵(あんど)した。
泉の「踏みとどまった」なる発言は、TBSラジオだけではなくどこかのテレビ局のインタビューでも言っていた。それを見て、あまりにも自分に甘い泉に呆れ返った印象が強烈だ。
しかし、泉を支持ないし肯定する人たちの最大の問題は、自分に甘い泉に甘い顔をすることではない。
昨年の衆院選と比べて7.23ポイント、率にして36%もの比例票を減らした事実を直視できないところにある。彼らは事実を直視しないで、泉を批判する人々に「限界系」なるレッテルを貼って攻撃している。彼らは「限界系」が分断に走ったり純化を目指しているなどと誹謗しているが、私には分断や純化をやろうとしているのは泉自身(とその支持者)の方だろうとしか思えない。なぜなら、最近の立民の維新へのすり寄りは枝野幸男時代には見られなかったものであり、明らかにトップダウンによるドラスティックな方向転換だからだ。
下記こたつぬこ(木下ちがや)氏の評価が議論を呼んでいる。
立憲民主党はここ数年でもっとも安定した状態にあるのだが、眼鏡の種類によって違うように見えるようだ。
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) 2022年11月4日
泉健太が長老たちを取り込んでガチガチに党の統治を固めたとという見方も確かにできるが、昨年の衆院選と今年の参院選での立民の得票率を見ると、党内での安定度と選挙での得票率には正の相関はないといえるのではないか。
下記は上記こたつぬこ氏のツイートへの反応。
立憲民主党の党代表が維新と協力しようとしたりするのは、とても安定しているようには見えないのですが...立ち位置が不安定に思います。
— 井戸端おじいちゃん (@idobata_ojii) 2022年11月4日
立ち位置が不安定というよりは、泉は悪い立ち位置を固めてしまったのではないか。
気が短い私などには、もはや処置なしではないかとさえ思える。