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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

週刊新潮に暴かれた内閣調査室「山口敬之準強姦疑惑」印象操作

このところ『週刊新潮』が安倍晋三や政権を批判する記事を連発しているが、週刊誌を作るのはイデオロギーなんかじゃなくて週刊誌の記者だから当然だろう。記事を書いただけで「共謀罪」でパクられてはたまったものではないし、官邸の教唆に従って前川喜平の行状を探りに行ったら、先に自分たちよりも上の「階級」に属する読売の記者が先に嗅ぎ回っていたと知ったら頭に来ない方がどうかしている。後者の例から、週刊新潮の一連の安倍政権批判記事は、ライターたちによる一種の「階級闘争」の性格を帯びていることがうかがわれる。

内閣調査室が「山口敬之昏睡レイプ事件」被害者を民進党関係者と印象操作する画像を配布、2ちゃんねるにも投下される | BUZZAP!(バザップ!)

内閣調査室が「山口敬之昏睡レイプ事件」被害者を民進党関係者と印象操作する画像を配布、2ちゃんねるにも投下される
2017年7月6日10:11 by 深海 | カテゴリー 社会 | タグ まとめサイト, 政治, 犯罪

「昏睡レイプ事件」を印象操作するための画像の配布元が内閣調査室だったことが明らかにされています。詳細は以下から。

政府に都合が悪いニュースが出ると、さまざまなメディアに駆け付けて擁護する「駆けつけ擁護」でおなじみのジャーナリスト・山口敬之が、28歳女性への「昏睡レイプ事件」で準強姦逮捕状が出されていながらも、逮捕直前にこちらも官邸と繋がりの深い中村格警視庁刑事部長(当時)の独断によって握り潰されたとする事件。

先日BUZZAP!では山口敬之のメール誤転送によって内閣調査室のトップを5年努めた北村滋内閣情報官との関係が明るみに出されたことを報じましたが、なんとこの被害者を「印象操作」するチャート図を内閣調査室の職員がマスコミに配布していたことが今週発売の週刊新潮で判明しました。

配布が行われたのは被害女性が記者会見をする5月29日の少し前の段階。被害者に付く弁護士の所属する事務所の代表が次期衆院選民進党から出馬予定であること、その人物と民進党の前政調会長である山尾しおり代議士夫婦が親しいという関係を示す内容。

このチャート図の意図は明確に、被害者が民進党の党利党略に乗っているか乗せられていると印象操作し、「昏睡レイプ事件」という卑劣な犯罪を民進党による安倍政権を引きずり下ろそうという「政治的意図」によって引き起こされたものだとミスリードするためのものです。

また、被害者の記者会見翌日5月30日の午前3:25という極めて早いタイミングで、前夜の記者会見での写真を用いた画像としてこのチャート図が2ちゃんねるに投稿されています。そしてこの画像は差別、デマの温床として裁判沙汰にもなっているまとめサイト「保守速報」のコメント欄(魚拓)にも転載され、一部ネット民によって拡散され続けることとなりました。

これは内閣調査室の作成したチャート図が、マスコミまたはその他のルートを経由することで、ネット上に「燃料投下」されたことを示しています。

つまりは、官邸と繋がりの深い警視庁刑事部長による御用ジャーナリストの卑劣な「昏睡レイプ事件」の握り潰しが行われたのみならず、その御用ジャーナリストともズブズブの関係にある内閣調査室がマスコミや一部ネット民を扇動し、被害者の記者会見を民進党の党利党略であるとの印象操作に利用しようとしていたというとんでもないことになります。

そして新潮の同記事内では本件に絡んだ「官邸のアイヒマン」こと北村滋内閣情報官と逮捕握り潰しの張本人、中村格警察庁組織犯罪対策部長の栄達の話題が事細かに描かれています。

森友学園問題で公文書を破棄したと繰り返し、調査を拒み続けた財務省の佐川宣寿前理財局長が国税庁長官に就任したことを考えるとあり得ない「論功行賞」ではありませんが、もしそうだとしたらこの国はすでに安倍首相の私物と化していると言わざるを得ないのではないでしょうか?


政権も官僚もすっかり「2ちゃんねらー」化してしまったどうしようもない惨状だが、なんと「印象操作」された側の民進党安住淳が山口敬之の準強姦罪もみ消し工作追及にストップをかけたらしいという噂でネットは持ち切りのようだ。その噂によると、安住は中村格と昵懇の仲なのだという。

噂の真偽は知らないが、民進党議員(確か安住の名前ではなかったと思う)と自民党議員がBSか何かの番組で語り合い、その中で民進党議員が山口敬之の疑惑はもう追及しないことにしたと言っていたという話を、誰かかのTwitterで読んだ記憶はある。

実際、一度民進党議員が国会で取り上げた時に、山口敬之がかつて属していたTBSもこれを報じたのをNEWS23で見た(この日記にも書いたと思う)。これで進展するのかと思いきや、それっきり音沙汰になってしまっている。この事実は動かない。

だから、民進党が忖度か何かは知らないがこの件を追及しないようにしているのは確かだろうと私は思っている。

もっともこの件は、朝日新聞もほとんど書かないし、東京新聞毎日新聞はともに一度、小さくないスペース(確か両紙の名物コラムだったと記憶する)で取り上げたもののあとが続かなかったようだ。それどころか共産党機関誌の『しんぶん赤旗』もろくすっぽ取り上げていないという。もっとも赤旗の件は伝聞なので、もしこれが間違いで赤旗が山口追及のキャンペーンを張ってでもいるのであれば、この記事のコメント欄で指摘してほしい(はてなブックマークのコメントはつけられても読まないので悪しからず)。

ところで、安住淳に関する噂について条件反射的にブチ切れている「民進党信者」がいたのを目撃して、怒りを通り越して笑ってしまった。お前ら一体どこ向いてるんだよ、ってね。

「リベラル・左派」はもうわざわざ括弧をつけて揶揄する必要もないくらい腐敗・堕落してしまった。

腐敗や堕落は何も安倍晋三や安倍政権や自民党や彼らの支持者やネトウヨに限らず、日本中に蔓延してしまったとしか思えない今日この頃だ。