kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

あきれた「雑談日記」の厚顔無恥

めんどくさいのと、あんまり元をたどってほしくないからリンクは張らないが、「雑談日記」が、ブログ管理人(kojitaken)への誹謗中傷を行いながら、「きまぐれな日々」の下記記事をコピペするという破廉恥な行ないに出ていたことを、トラックバックいただいたさるブログの記事を見て知った。
きまぐれな日々 稲田朋美らの「試写会要求」が映画上映中止を招いた

「雑談日記」の管理人は、記事の内容には賛同自体しながらも、自民党 - トラックバック・ピープルへの「雑談日記」のトラックバックの削除をブログ管理人が支持していることを、自己矛盾だとして批判しているのだろうが、引用は批判したい部分を中心に簡潔に行うべきだ。
前記トラックバックいただいたさるブログを読んでいると、私の文章が、あたかも「雑談日記」の管理人によるものであるかのような印象を与える記事になっていた。

「雑談日記」の記事自体には「きまぐれな日々」の当該エントリへのリンクは貼られているが、「雑談日記」経由のアクセスは、調べてみたところほとんどなかった。それだけ、「雑談日記」が影響力絶無のブログであるせいでもあるが、記事を長々とコピペしてたら、そりゃリンク先に飛ぶ人などほとんどいない。私は最近「雑談日記」なんか読まないし、「雑談日記」に対して、コメント及びトラックバック禁止措置をとっているから、前記のトラックバックがなければ気づかないところだったが、それにしても呆れた話だ。

こういうブログが、「俺の作ったバナーをなぜ貼らないんだ」とブロガーに文句を垂れたり、ブログ歴の浅い共産党支持のブロガーに喧嘩を売ったりする。どこかで、政治ブログには負の先住人たちがいて、新規ブログや読者が入ってくるのを妨げているとか何とか書かれた文章を見たことがあるが、それを書いた人はきっと、「雑談日記」のようなブログを念頭に置いているのだろう。

衛藤瀋吉と渡部昇一

そのうち「きまぐれな日々」でも取り上げようと思っているのだが、昔は保守派の中にも品格のある人がたくさんいた。たとえば昨年12月に亡くなった衛藤瀋吉(えとう・しんきち)氏はそんな一人だ。

衛藤氏が逝去された時に、追悼の文章を掲載したブログがいくつかあった。

http://ianhu.g.hatena.ne.jp/takeo1219jp/20071223

以下引用。

大沼保昭氏は中公新書として上梓した『「慰安婦」問題とは何だったのか』の中で衛藤氏を『右派の重鎮(p.113)』と述べていますが、衛藤氏が異なる思想・立場の人物と協同して元慰安婦への償い事業に従事する柔軟性も併せ持っていた存在であることは記憶されてよいと思います。特に戦後生まれの保守派知識人が居丈高な発言を続ける現在においては。

衛藤瀋吉先生を偲んで : ほんの寝巻きで

以下引用。

これらの論文では、小林直樹坂本義和福田歓一、石橋正嗣から、村松剛、源田実など、当時の左右を代表する論客の主張に謙虚に耳を傾けながら、日本は武力に頼らない総合的な安全保障力を高めるべきであり、国際紛争には“非介入の論理”を貫くべきであるという姿勢が一貫して主張されております。それでもどうしようもない有事には、魂のチカラを強調されました。

(中略)

衛藤先生は、自衛隊の海外派兵には断固、反対のお立場を貫かれた。イラクは始めから反対をされた。
中国や朝鮮半島の人から、“謝罪しろ、謝罪しろと際限なくいわれれば、それは腹も立つでしょう”。
でも、やはり“何度でも日本は間違っていたと言うべきだ”と説かれた。

往時の日本共産党から、ブルジョワナショナリスト衛藤と面罵された先生は、北京大学客座教授を勤められている。
お父上は瀋陽の図書館長であり、そこから瀋吉の瀋となった。
先生は真の日中の友好について、一生を通じて説かれたと僕は思っています。

衛藤氏などは、今だったらネット右翼から「サヨク」として攻撃されるかもしれない。

でも、昔から悪質な右翼論客はいた。その代表が渡部昇一だ。こいつが1980年に「週刊文春」に書いた「神聖な義務」という文章をご参照いただきたい。
http://www.livingroom.ne.jp/db/h003.htm

あまりにむかつくのでこの文章に対するコメントはしない。

ただ、特筆すべきはこの渡部昇一統一協会の関係だ。渡部は、「諸君!」1983年11月号に掲載された世界日報の広告「私達も世界日報を推薦します」に登場したのをはじめ、2001年1月の世界日報創刊25周年には、「この四分の一世紀の間、(世界日報は)日本のクオリティ・ペーパーであった」とのメッセージを、他の4人とともに述べた。

そして、この渡部昇一稲田朋美の後援会「ともみ会」の会長を務めているのである。

「ノーパンしゃぶしゃぶ」の顧客・山本繁太郎とGoogle検索、それに無断引用ブログ

「きまぐれな日々」への検索エンジン経由のアクセスで、「稲田朋美」に次いで多いのが「山本繁太郎」であって、これは15日告示、27日投票の衆議院山口2区の補選に自民党から立候補が予定されている政治家の名前だ。

きまぐれな日々 山本繁太郎とノーパンしゃぶしゃぶと耐震強度偽装と

この記事は「Yahoo!検索」では3位で表示される。
「山本繁太郎」の検索結果 - Yahoo!検索

ところが、「Google検索」では全然出てこないのである。
山本繁太郎 - Google 検索

その代わり、4位に「きまぐれな日々」の当該記事を無断で全文引用した怪しからんブログの記事が表示されている。
http://blogs.yahoo.co.jp/y2001317/30070701.html

これは、あきれた「雑談日記」の厚顔無恥 - kojitakenの日記で批判した「雑談日記」よりもっとひどく、タイトルに「きまぐれな日々」と書かれているので辛うじて引用元が示されているといえなくもないが、リンクも張っていないくせに記事の全文をコピペしている。限りなく盗作に近い。しかも、左側のリンクリストを見ると、ブログ主は陰謀論者らしい。ブログのタイトルも「憲法教育基本法を守り続けよう」などとなっているが、教育基本法安倍内閣によってとっくに改悪されてしまっているではないか。信じられない悪質なブログである。

そして、こんな無断引用ブログが検索で表示され、「きまぐれな日々」のオリジナルの記事が表示されないGoogle検索はいったいどうなっているのだ。腹立たしい話である。

[追記]

非難した当該ブログの管理人さんから謝罪コメントをいただきました。
きまぐれな日々 山本繁太郎とノーパンしゃぶしゃぶと耐震強度偽装と (コメント欄)

管理人さんには、今後同様の誤りを犯さないよう気をつけていただきたいと思います。謝罪をいただいたので、本エントリのタイトルをちょっとだけ変えました。