kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢一郎、無所属出馬へ 希望の党に合流せず」(共同)

やはり小沢一郎は今回の政変で前原誠司と共謀して小池百合子にすり寄ったものの、小沢だけ切られてしまったようだ。

https://this.kiji.is/287562076036727905

自由小沢氏、無所属出馬へ
希望の党に合流せず

 自由党幹事長の玉城デニー衆院議員は2日、沖縄県沖縄市の選挙事務所開きのあいさつで、小沢一郎共同代表が新党「希望の党」に合流せず、岩手3区から無所属で出馬する方針を明らかにした。

 自身も無所属で沖縄3区から出馬する予定の玉城氏は2日、小沢共同代表と電話で会談。「今回はあえて無所属という立場を選んでいくことで(小沢共同代表と)確認した」と述べた。

 玉城氏はその後、記者団に衆院選では「恐らく自由党公認は誰もいないのではないか」と述べた上で、立候補予定者は希望の党か無所属で出馬する方向で調整中と説明した。

共同通信 2017/10/2 21:28)

京都5区の元「日本のこころ」の鈴木まりこ(自由党衆議院京都府第5区総支部長)あたりは、無事「野望の党」の女王様に採用していただけるのではないか。「自由党大阪府第12区総支部長」の真白リョウ(女性だったのか。今初めて知った)は維新との協定で無理だろうが。真白は大阪の比例単独だろうか。

他は、小沢一郎自身と同じように、女王様に「排除」されてしまうのだろう。

しかし、小沢が今回の政変でいかなる動きをしたかは、玉城デニーのコメントにある

「恐らく自由党公認は誰もいないのではないか」

立候補予定者は希望の党か無所属で出馬する方向で調整中

という言葉から明らかだろう。

この小沢の方針は、先に動きを明確にして、「民進党公認は誰もいない」ことを明言し、「立候補予定者は全員希望の党から出馬する方向で調整」しようとしていた前原誠司の動きと見事に平仄が合う。つまり前原は民進党を、小沢は自由党をそれぞれ解党し、「小池ファ★スト」と合流して「保守(実際には極右)二大政党制」を現出させようとしたのだ。だが小池は自らの一丁目一番地である「人事権の独占」に前原が抵触しようとしたので切れた。そして、うっかり「排除」という自らの本音を記者会見でしゃべってしまったのだ。それが今回の「政変」の流れを変えたことになれば良いのだが。ただ、現在私がもっとも懸念しているのは、野望の党と立憲民主党との潰し合いによって、安倍自民党が考えられないほどの歴史的超圧勝を収めてしまうことだ。現時点ではその可能性が最も高い。これを防ぐには、前原誠司希望の党に「合流」する話をご破算にするしかないが、前原にその決断ができるかどうか。「偽メール事件」で最終的に永田寿康を自殺に追い込んだ前歴があることを考えれば、前原に多くは期待できないとは思うが。しかしこのままだと、「小池ファ★ストの奴隷長」ともいうべき東北の階猛玄葉光一郎が現在その作業を行っているように、女王様の奴隷どもはかつての仲間(=立憲民主党の公認候補)に刺客を差し向ける作業を続けることになるだろう。前原にそれが座視できるのか。前原は今、人間としての価値というか自らの存在意義を厳しく問われている。

ところで、民進党の金庫の鍵を奪い取る手口は、自民党時代にさんざん党の仲間を騙した小沢の「十八番(おはこ)」。これを知らない人は松田賢弥氏の本でも読んで勉強すれば良い。小沢一郎を盲信してきた「小沢信者」の目からウロコが落ちるかもしれない(笑)。

だが、今回は小池が一枚上手だった。「前原は小池に騙されたのではなく、最初から小池と共謀していたに違いない」という穿った見方をする人たちも少なくないが、私は単純に「前原と小沢は共謀して小池に接近し、悪魔の契約が成立するかに思われたその瞬間、小池が掌を返した、というのが真相ではないかと推測している。

要するに、間抜けだったのは前原誠司小沢一郎だという解釈だ。しかし、この2人が野党に与えたダメージの大きさは計り知れない。

こんな状況だというのに、昨日『きまぐれな日々』に久々にいただいた「小沢信者」のコメントは能天気そのものだ。こんなことを言ってるから「小沢信者」はダメなのだ。以下、その不愉快なコメントを引用する。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1488.html#comment20914

もう御存知かと思いますが、小沢一郎は無所属で出馬します。

そもそも、小沢一郎があなたのおっしゃるような人間なら、志位和夫小池晃あたりから怒りや怨み言の一つも出ておかしくないと思いませんか?
西松事件で、小沢一郎を徹底的にこき下ろした穀田恵二だったら何て言ったか。

小沢一郎共産党との信頼関係を崩したりはしません。

それどころか、前原が共産党との協力関係を結べなかったら、民進党を切り捨てるとまで言ったそうです。

どうせ、あなたは『失笑!!小沢一郎小池百合子にソデにされてスゴスゴと無所属で出馬』なんて記事を書くのでしょうね。

何をやろうがボロクソですもんね。

どうぞ、お好きなように。

2017.10.03 00:48 支持者以上信者以下

それなら訊くが、「共産党との信頼関係を崩したりはしない」人間が党代表を務める政党が、なぜ党から衆院選の公認者を出さず、「立候補予定者は希望の党か無所属で出馬する方向で調整中」なのか。誰にでも理解できる言葉で説明してみろ。

まったく、馬鹿も休み休み言え。

「枝野氏が『立憲民主党』結成 長妻氏や赤松氏ら参加へ」(朝日)

「小沢信者」の一部に、三宅雪子の一連のツイートをプレゼントしておこう。三宅は、孫崎享が発した天木直人(東京21区から出馬とのこと)を応援するツイートをリツイートするなど「どうしようもない」ところもあるが、下記の一連のツイートのように見るべき発信もある。まさに「玉石混淆」だ。以下、連続して発信された三宅雪子の4件のツイートをつなげる。

https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/914973370470473728
https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/914973644182347776
https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/914973708896182272
https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/914973815867719680

 昨日の枝野新党の立ち上げでほっとしています。保守リベラルの受け皿ができ、また、野党共闘が継続できるようになりました。共産党さん、社民党さんにはこの間ご心配をかけたと思います。小沢さん志位さんの関係は承知していません。自由党民進党合流、その後希望入りが報じられました。この件に関して、最初から小沢さんは最初から行く気はなかった、小沢さん志位さんの信頼関係は強固なものと今になって取り繕う人がいますが、そうであれば、早くに否定して3党で野党共闘を進めたはずです。どうも腑におちません。解党手続き指示も9人の希望入り申請も違うのならば、重要なことなのでその都度否定をすればよかったのではないでしょうか?今回、小沢さんの言葉や行動を勝手の「こうあって欲しい」と意訳する一部の方々がおり混乱しました。この件は志位さんに聞いていたのかいなかったのか含め、いつか語って欲しいと思っています。長いつきあいの経験からの志位さんは太郎さんと「報道で知った」ではないかと推測しています。根回し不足はずっと周囲の課題です。いらぬトラブルを生むからです。お2人及び社民党さんに説明していたかどうかは私たちは知るすべもありません。とにもかくにも、やっと受け皿ができてよかったと思います。

これで思い出したが、「立憲民主党」結成の記事をまだ書いてなかった。朝日の記事を上げておく。

枝野氏が「立憲民主党」結成 長妻氏や赤松氏ら参加へ - 2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル

枝野氏が「立憲民主党」結成 長妻氏や赤松氏ら参加へ
2017年10月2日21時47分

 民進党枝野幸男代表代行は2日、東京都内のホテルで記者会見し、新党「立憲民主党」を結成し、自身が代表に就くと表明した。希望の党小池百合子代表が民進党からの合流に「排除」の方針で臨み、公認を得られない立候補予定者の受け皿となる。民進リベラル系が参加し、安倍政権に反対する市民と連携し、共産党などとの野党共闘路線の再構築を目指す。

 民進党は、希望の党への合流、立憲民主党への参加、無所属に3分裂した。希望の党は、立憲民主党が候補者を擁立する選挙区に対立候補を立てる方針。10日公示、22日投開票の衆院選は、「自民・公明」「民進合流組を含む希望の党・維新」「立憲民主党や共産などの野党共闘勢力」の三つどもえの構図となることがほぼ固まった。

 枝野氏は記者会見で、前原誠司代表が合流を図った希望の党について、「前原氏が(民進党の)理念・政策を新しい器の中で実現していくとしたが、方向が違うと判断せざるを得ない」と表明。安全保障法制の容認などで「踏み絵」を迫る小池氏と歩調を合わせられないことを強調した。

 そのうえで、「安倍政権の暴走に歯止めをかける大きな役割を果たす」と主張。憲法9条自衛隊を明記する改憲案は「安保法の違憲部分の追認になる」、2019年10月の消費税10%の増税は「現下の経済情勢では国民の理解を得られない」と反対する考えを示した。また、「一日も早く原発ゼロを実現していく」とも訴えた。

 会見に先立ち、枝野氏は2日、連合の神津里季生(こうづりきお)会長と会談し、支援を依頼。「理解、賛同を頂けたと思っている」と語った。枝野氏は安倍政権に反対する市民と幅広く連携する考えも強調。共産や社民党は枝野新党の結党を歓迎し、衆院選での共闘を模索する方向だ。

 枝野氏らは2日に離党届を出し、3日に新党結成を総務省に届け出る。新党には菅直人元首相、赤松広隆衆院副議長、長妻昭厚生労働相ら前職7人が参加する意向を示したほか、民進で公認内定し、希望の党の公認が受けられない議員からも参加者が増える見込みだ。

 一方、野田佳彦元首相、岡田克也元代表安住淳財務相江田憲司・前代表代行らは無所属で立候補する意向を表明した。(後略)

朝日新聞デジタルより)