kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

耐震偽装問題発覚からまる一年

去年の今頃、ようやく書店で買うことのできた関岡英之の「拒否できない日本」を読んでいたら、1998年の建築基準法改正に伴う規制緩和(というより「安全緩和」)の問題点を指摘する記述があった。これこそ耐震偽装問題の本質だ、と思っていたところに、11月19日から「きっこの日記」のスクープ連発が始まったのだった。

一時、「総合経営研究所」を黒幕としてやり玉に挙げる方向へと進んでいったが、現在、「きっこの日記」をメディアとして展開されている、イーホームズ藤田社長の告発では、再び国の責任を問う本筋に戻っている。1年経って、徐々に本丸に迫りつつあるが、マスコミがこれを黙殺しているという、お寒い状況である。

個人的には、イーホームズ藤田社長からのメールが、昨年12月18日の「きっこの日記」に載った時、「時代が変わる瞬間を目の当たりにした」と思った。私がブログを始めた最大のきっかけは、この記事である。

それからちょうど半年後の6月18日、「カナダde日本語」の美爾依さんの呼びかけによって、「AbEndキャンペーン」がスタートした。昨年12月18日と今年6月18日は、私にとって一生忘れられない記念日になるだろう。