kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

立花隆さんも週刊誌の記事で安倍を攻撃

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061026_ichizoku/index.html

当地では東京や大阪より週刊誌の発売が一日遅いが、安倍晋三批判の記事が載っている週刊誌はできるだけ買うようにしている。でも「週刊現代」と「週刊ポスト」だけで手一杯で、「週刊朝日」はこの間買いそびれたので、昨日本屋で慧光塾の記事の載った最新号をパラパラと見て、買おうかどうか迷ったあげく、買うのをやめたところだった。また、「週刊現代」は、なんと10週連続で買い込んであるが、最近の2冊は読んでいない。その前の号も、民主党森ゆうこ議員がこれに基づいて国会で安倍に質問したところ、安倍がブチ切れて懲罰動議騒ぎになり、これを立花隆さんも取り上げたのであわてて読んで、「きまぐれな日々」10月13日の記事にしたものだ。影響力のある立花隆さんの記事で、「週刊現代」の最近2冊と「週刊朝日」最新号の記事が取り上げられているのは、本当に助かる(わざわざ、アクセス数が日に1000件ほどの「きまぐれな日々」で取り上げなくてもよくなる)。
昨日(10月26日)の「きっこの日記」に、「きまぐれな日々」10月24日の記事でも取り上げた「週刊ポスト」の記事の件が出ていたのにも驚いたが、安倍支持者は、「きっこも立花隆も週刊誌ネタで安倍さん攻撃かよ」とかなんとか言うのだろうか。
しかし、「週刊現代」に握手の写真や書簡の写真が出ていたことや、「週刊ポスト」が、具体的な取材に基づいてきわめて信頼度の高い記事を載せていたことなど、これらを大新聞や電波媒体が取り上げない方がおかしいのだ。
メディアに求められる権力へのチェック機能なんて、どこかに行ってしまったのが日本のマスメディアの姿だ。私は従来しばしばネットウヨを煽ってきた勝谷誠彦を攻撃してきたが、勝谷が今回のイーホームズ・藤田社長の件で藤田氏やきっこさんの援護射撃をしたことを高く評価して、しばらく勝谷攻撃はやめることにする。AbEndの真の敵は勝谷などではなく、権力(安倍晋三政権)と一体となったこの国のマスメディアのあり方だからだ。もっとも、勝谷がめちゃくちゃな記事を書いたら、また切れてしまうかもしれないが(笑)。
藤田社長は、「きっこの日記」を通して発表したメッセージで、読売新聞の渡邉恒雄会長(ナベツネ)を激しく攻撃しているが、ナベツネを厳しく撃った魚住昭さんの「渡邉恒雄 メディアと権力」(講談社、2000年)で、魚住さんはこう書いている。

かつて誰よりも自由を愛した哲学青年は、国家の論理をふりかざして記者たちの言論の自由を脅かす巨大な権力者に変身した。そして彼は「国家と対峙する新聞」から「国家と一体化する新聞」へとジャーナリズムの理念そのものまで変えようとしている。

魚住昭著「渡邉恒雄 メディアと権力」(講談社、2000年)より)

「きまぐれな日々」10月7日の記事でも書いたように、私はナベツネは安倍と手打ちをしたと考えている。安倍は、靖国参拝を止める代わりに、ナベツネから改憲路線への全面的バックアップの約束をとりつけたのではないか。そして、朝日新聞は愚かにもナベツネ靖国批判に飛びついて、こちらもナベツネと手打ちをしてしまったようだ。「論座」11月号は、ほとんど読売新聞の広報誌と化している。何より、ナベツネによる戦争責任の追及は、岸信介には何も言及していない。このあたりが立花隆さんとナベツネで根本的に違うところである。「渡邉恒雄への宣戦布告」も必要になってくるかもしれない。