kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

確かに「検察」は「行政機関」だ

このところ、紹介しようと思ってなかなかできずにいたが、「日本がアブナイ!」は相変わらず目配りの行き届いた記事を多作している。何かにつけてオオザッパな私のブログとは大違いだ。給付金や消費税については私と意見が異なるが、自民党右派に対する批判には、いつも溜飲を下げている。

麻生のウカない顔は、首相の座のために、小沢捜査をOK、小泉に郵政で譲歩、不要な給付金再可決したから? : 日本がアブナイ! は、特に冴えていた。

 マスコミやネットの一部で、小泉氏の影響力が乏しくなったかのように書いているものがあったけど、mewはそうは思わない。
 この駆け引き、勝ったのは、おそらく小泉氏の方なのだ。(**)

これは、このブログでしばしば主張されていることだが、毎回論拠がきっちり示されていて納得できるものだ。

 だって、そもそも検察庁というのは、司法の役割もするけど、法務省の下にある「行政」機関で、法務大臣の指揮権の下にあるわけで。

自民党議員の誰かが、小沢氏の検察批判に対して民主主義のルールに反するとか反批判してたけど。検察は、ある意味では民主主義やそのルールとは最も縁遠いとこにあるし。また、そうあるべき機関なので、かなり的外れな反批判だと思ったりもしたですぅ。^^;>

確かに。政治家などもよく検察を指して「司直の手に委ねる」などと言うけれど、検察はまぎれもなく行政機関だ。だから私は、検察は常に国策捜査を行う、と主張しているのである。

 もちろん、検察官は、刑事訴訟などに関しては、政治的に独立性をもって、中立&公正な立場で仕事をすることが求めらるのだけど。
 でも、実際は、特に、今回のように国会議員や閣僚なんかが絡むような政治性の高い重大な事案の場合、検察側は法務大臣にお伺いを立てて、了承を得てから動くのが通例なのである。(・・)

 しかも、ここまで政治的な面で重大な事案だと、森英介法務大臣は自分では最終判断はせず、麻生首相に相談してちゃんと了承を得てから、OKの判断を下すことにするはずなのだ。(**) 

 だから、麻生首相はいつからかは知らないけど、小沢氏に捜査が及ぶであろうことを知っていたし。総選挙の前で影響が大きいとわかっていながら、検察が動くことにOKを出しているし。
 もしかしたら、強制捜査を始める日にちなんかも指示していて、状況を見ながらGOサインを出していた可能性だってある。(・・)

(中略)

 で、検察側から、どういう説明を受けたのか<かなりの確証があるときかされているのか>わからないけど。
 総選挙前に、こんな捜査にOKを出せば、国策捜査だとか、キタナイ手を使いやがってとか、批判する声も出るだろうしね〜。(**)

(中略)

 でも、麻生首相は、そこまでやってでも、自分の首相の座を守りたかったのだろう。(ーー;)

 っていうか、そうするしか、もはや首相の座を守る手立てがなかったのだろうけど・・・。^^;

うんうん、ブログを書く以上、ここまで想像をめぐらせなきゃダメだな、そう感心させられた。とても説得力のあるエントリだった。