kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

海老沢泰久死去

海老沢泰久が死去した。59歳だから、こちらは正真正銘の若死にだ。というか、海老沢氏がまだ59歳だったことに驚いた。だって、彼が書いたヤクルトスワローズ広岡達朗監督をヒーローにした小説『監督』を立ち読みしたのは、もう30年も前のことだからだ。海老沢氏が29歳の頃の作品だったことになる。その小説はたいしたものとは思わなかったし、広岡監督は優勝の翌年チームを最下位にして退団していったが(もちろん、のちに西武でも成功したから、名監督の部類には入るのだろうけど)、海老沢氏はのちにもジャイアンツを批判する本などを書いた。しかし、それは巨人ファンの立場から書かれていたので、巨人嫌いの私としては、やはりあまり感心しなかった。ヤクルトの黄金時代はやはり野村克也が監督を務めていた頃だと私は思うし、野村克也の方が広岡達朗よりもはるかに私の興味を引く人物だが、海老沢氏は野村監督をどう評価していたのだろうか。