ちょっと触れるのが遅れたが、これは実に間抜けなニュースだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061101i112.htm?from=main1
以下引用する。
教育改革タウンミーティングでやらせ質問、内閣府作成
今年９月２日に青森県八戸市で開かれた政府の「教育改革タウンミーティング」で、内閣府などが教育基本法改正案に賛成の立場で質問するよう参加者に依頼していたことが１日の衆院教育基本法特別委員会で明らかになった。
石井郁子議員（共産）が内閣府や青森県教育庁などが作成した文書を基に指摘し、政府もこれを認めた。
文書は、青森県内の教育事務所と同県教育庁が、地元の中学校長あてにファクスで送った２種類。一つは「タウンミーティングの質問のお願い」として、三つの質問案を示し、そのうちの一つを質問するよう依頼している。
もう一つの文書は「内閣府から以下のとおり発言の仕方について注意があった」として、＜１＞できるだけ趣旨を踏まえて自分の言葉（せりふの棒読みはさけてください）＜２＞「お願いされて」とか「依頼されて」と言わないで下さい（あくまで自分の意見を言っている、という感じで）――などと、アドバイスしている。
１日の委員会質疑で、内閣府の土肥原洋総括審議官は「活発な意見を促すきっかけを作る目的で参考となる資料を提供することもある」と弁明した。塩崎官房長官は同様の事例が他にもあるかどうかについて「調査をして報告する」と述べた。
（2006年11月1日19時41分 読売新聞）
安倍政権による情報操作といえるが、証拠となる文書を残して、簡単にバレて報道されるあたりが、いかにも間抜けだ。私が常々「できそこないの『1984年』」と呼んでいるが、また新しい実例が加わった形だ。実に安倍晋三らしい。
安倍は、かつて民主党の菅直人と社民党の土井たか子を「間抜け」だと放言したことがあるが、多くの人は「間抜けは安倍の方だ」と思ったはずだ。それが証拠に、「2ちゃんねる」に「間抜けの安倍」シリーズのスレが立った。初期のスレは、「2ちゃんねるビューア」なしでログをたどることができる。もちろん私は当時これらを愛読していた。だから、安倍晋三と統一協会の関係なんて、2002年からずっと疑ってたってワケだ（笑）。
安倍の方が間抜けだと思った人の数→
http://money.2ch.net/seiji/kako/1035/10350/1035050848.html
続・安倍の方が間抜けだと思った人の数⇒
http://money.2ch.net/seiji/kako/1044/10449/1044929388.html
PS
これは9月2日の件だから厳密には小泉政権時代の話だが、安倍が後継というのはずっと前から決まっていたし、情報操作の間抜けさは小泉時代から変わらず同じだから、わざわざ訂正しなくても良いだろう（笑）。
