kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

2人の独裁者・安倍晋三と小池百合子を止めよ!

 現在の安倍政権が悪逆非道、インモラルの限りを尽くした独裁政権であるとの認識を私はずっと前から持ち続けているが、NHKや読売新聞の洗脳を受けた国民の多くはそうではなかったようだ。昨今の加計学園問題における驚愕、仰天するほかない官僚たちの答弁に接すると、彼らが人事権を握る安倍政権(安倍晋三菅義偉)の強い圧力をいかに受けているかがわかる。

 一名を「経産省政権」とも呼ばれる安倍政権下で、外務省は事実上経産省から転じた官僚の支配を受けて、生え抜きの外務官僚は肩身の狭い思いをしているという。そして、昨年来安倍と菅のターゲットにされたのが文科省であって、加計学園獣医学部新設に反対した高等教育局長が飛ばされ、その上司である前川喜平が局長の天下り先を斡旋したら天下り問題がマスコミに騒がれて前川氏のクビが飛んだ。マスコミに騒がせるように仕向けたのは官邸だ。もちろん天下り自体は批判されてしかるべきだが、あのような天下りはどこの省庁でもやっているという。しかも、天下りをする動機となったのが加計学園問題だったとすると、一時騒がれた(この日記には一度も取り上げていないと思う)文科省天下り問題も、違った角度から見なければならない、つまり安倍独裁政権の恐怖政治も問題にしなければならないことがわかる。

 今また、官邸は文科省の粛清を行おうとしているとの観測がされている。下記記事で朝日新聞の取材を受けた文科官僚は、安倍独裁政権への抵抗を示していると見るべきだろう。世論はそれに応えることが必要だ。具体的に書けば、安倍独裁政権の悪逆非道を認識し、政権を支持している人間は支持を止めることだ。深い考えもなく安倍政権に盲従している人間たちは、人の道から外れているとさえ私は思う。

http://www.asahi.com/articles/ASK663HCWK66UTIL00W.html

加計文書「省内で共有」 文科省現役職員が証言
2017年6月6日12時00分

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設をめぐり、文部科学省内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」などと言われたと記録された文書について、文科省の現役職員が朝日新聞の取材に応じ、この文書が省内の複数の部署で「共有されていた」と証言した。担当の同省専門教育課から昨年9月、関係部署の十数人に送ったメールに添付されていた、と認めた。

 民進党は今月2日、この文書が文科省内でやりとりされたメールに添付され、共有されていた可能性があると指摘し、同省に調査を要請。同省は拒否している。これに対し、現役職員は「自分が見た文書、メールと同じで、共有されていたものだ」と語った。

 現役職員が証言した文書は、「藤原内閣府審議官との打合せ概要(獣医学部新設)」という題名で、昨年9月26日の日付と時間が記載されている。出席者として内閣府の藤原豊審議官と参事官、文科省専門教育課長、同課長補佐の4人の名前が書かれ、内閣府側が文科省に対し、「平成30(2018)年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」「これは官邸の最高レベルが言っていること」などと言ったと書かれている。

 この文書が添付されたメールに…

朝日新聞デジタルより)


 とにかく、今の日本において必要なのは、「反独裁」だ。

 その意味で言えば、東京の独裁者・小池百合子にも都民は抗わなければならない。しかし事実はそうではなく、小池の支持率はじわじわ低下しているとはいえ、小池が自民党に離党届を出しただけで朝日新聞世論調査で「都民ファ□ストの会に投票する」と答える人間が増えた。昨日(6/6)付紙面に出ているが、6/3,4に行った世論調査に「都民ファ」に投票すると答えた人間は27%で、自民と並んだ。前回(4/1,2)は自民31%、都民ファ20%だった。現段階で早くもこうなのだから、いざ蓋を開けると都民ファの圧勝になるという悪夢が現実になる可能性が高い。激しい頭痛がする。やはり小池は風を読む(邪悪な)天才だった。小池が自民に離党届を出す少し前、手下の若狭勝加計学園問題への政権の対応を批判して初めは進退伺、のちに離党届を出したが、これが「都民ファは『反自民』に舵を切るぞ」というシグナルだった。都の独裁者・小池は、国の独裁者・安倍が「絶対的権力は絶対に腐敗する」というジョン・アクトンの有名な言葉を地で行くかのように、加計学園問題、それに付随する読売新聞の謀略報道、さらには別件の山口敬之の準強姦罪もみ消し疑惑などが相次いで露呈して批判を浴び始めた好機を逃さなかった。

 しかし、小池百合子もまた悪質な独裁者なのだ。そもそも、知事と議会とが緊張関係にあるのが地方議会のあるべき姿なのに、都知事自身が地域政党の代表になって都政を恣(ほしいまま)にしようとする野望を隠そうともしない小池の姿勢は異常そのものだ。しかし、その異常を異常と指摘しないどころか、逆に独裁者の人気を煽り立てているのがマスコミだ。これには右側と左側の両方のマスコミの応援がある。右側は夕刊フジだ。親会社の産経は安倍自民応援色が強いが、夕刊フジは首都圏での売り上げが多いせいか一貫して小池百合子を強く後押ししている。この夕刊紙は早々と石原親子を切り捨て、石原慎太郎を悪玉とする大見出しを連日掲げていたこともあった。左側はTBSである。この局の小池への肩入れには怒りを抑えることができない。一昨日(6/5)のNEWS23で、朝日新聞OBの星浩が、世論調査都民ファが自民に引き離されているという雨宮塔子の言葉に対して、「最近では都民ファが盛り返しているという結果も出ているようだ」と嬉しそうに(怒)言っていたが、これはもちろん古巣である朝日の調査結果を知っていたからの言葉であろう。その時私が「星は何を嬉しそうに言ってるんだ」と激怒したことはいうまでもない。

 昨日はまた民進党都議選候補の民進党離党が報じられたが、このニュースは注目されて良い。

http://www.sankei.com/politics/news/170606/plt1706060059-n1.html

東京都議選
柿沢未途氏の妻、幸絵都議が民進を離党 都民ファーストに支援要請へ

 7月の東京都議選民進党から公認を受けている柿沢幸絵都議(47)が6日、都庁で記者会見を開き、所属する総支部と党都連に離党届を提出したと明らかにした。5日付。無所属で都議選に出馬し小池百合子知事が率いる地域政党都民ファーストの会」に支援を求めていくという。

 民進党役員室長の柿沢未途衆院議員の妻。1日に政治活動で使う通称名を旧姓の「野上」から戸籍名に変更した。幸絵氏は「離党して幅広い支援を得たい」と述べた。

 また民進党都連は6日、幸絵氏と別の選挙区に、新人で大学教員の青地真美氏(50)を公認候補に追加したと発表した。公認候補は計24人となったが、幸絵氏の公認は取り消される見通し。

(産経ニュース 2017.6.6 23:58更新)


 なんと「東京の民進党でもっとも選挙に強い」一人である柿沢未途の妻が民進党に離党届を出したのだ。

 前記朝日の世論調査では「民進党候補に投票する」と答えた人は8%。これでは当選は覚束ないと判断したのか、柿沢幸絵が離党した。都議選後に起きる可能性が高いと見られる野党の右翼的再編における柿沢未途の去就が見えてきたと思うのは私だけではあるまい。早々と小池にすり寄った蓮舫や、「小池都知事公明党民進党の連携にちょっとワクワクしている」と書いた市井の「リベラル」らは、いつになったら自らの誤りを認めるのだろうか。そういえば、「はる」氏が作成している政党支持率のグラフを見ると、昨年7月から現在に至るまで、民進党の支持率は一本調子でゆるやかに落ち続けている。つまり蓮舫民進党代表に就任して以来、民進党政党支持率が上向きのトレンドに転じたことは一度もないのである。都議選後の野党の右翼的再編は不可避だとの見通しはますます強まってきた。

 これに関連して思い出したが、日曜日(6/4)のサンデーモーニング岸井成格が小池は次期総理大臣を狙っていると断言していた。それには都議選に都民ファが勝つことが絶対に必要であって、都議選に負けてしまえば小池の次期総理の構想はなくなってしまうとも言っていた。これを見て私は、「小池のような安倍晋三に負けるとも劣らない独裁志向の強い極右の野望は絶対に許してはならない」と強く思ったが、世間一般の多くの人の考えは私とは全く違うようだ。つまり、安倍晋三の問題点が次々と露呈してきたので、今度は別の独裁者に頼りたい、そう思っているようにしか私には見えない。

 繰り返すが、現在もっとも必要なのは「反独裁」である。そのためには安倍晋三小池百合子の2人は絶対に打倒しなければならない。ようやくかげりが見えてきた前者はともかく、都議選での都民ファ躍進が不可避と思われる後者を止めるのは至難であるとはわかっているが、それでも蟷螂の斧を振るい続ける今日この頃だ。