kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

JNN調査で内閣支持率激減/読売の巨悪に対する認識が甘過ぎる

JNN世論調査安倍内閣の支持率が9ポイント近く下がった(8.9ポイント減の54.4%。不支持率は44.1%)。但しJNNの調査は毎回支持率が高めに出る上、振れ幅が大きいのでそれを頭に入れておく必要がある。しかも支持率の値そのものはまだ50&を超えている。


内閣支持率に関してはトレンドを常に意識することが必要だ。私がよく参照するのは時事通信のグラフであって、これを見ると第2次安倍内閣発足から安保法が国会で審議されていた2015年7月にかけて緩やかな下降トレンドにあったのが、2015年7月から2017年2月にかけてV字回復していたものの、2月の森友学園問題発覚を境に再び下降局面に転じたことがわかる。直近の時事の世論調査は5月12〜15日にかけて行われ、支持率46.6%、不支持率28.9%だった。


JNNでは支持と不支持の合計が98.5%であり、時事では75.5%だが、これは設問によるところが大きく、JNNでは「非常に支持できる」、「ある程度支持できる」、「あまり支持できない」、「まったく支持できない」(私が安倍内閣について聞かれたなら一貫してこれを選ぶ)の4つに分かれている。つまり、中間の「支持も不支持もしない」選択肢がない。

いろんな報道機関の調査結果の加重平均をとった労作として注目しているのが、「はる」氏のTwitterだ(ブログもあったはずだと思って見に行ったら、残念なことに開店休業状態だった)。こちらには2016年1月以降のトレンドが表示されている。


やはり2016年1月から2017年1〜2月までの上昇トレンドが下降トレンドに転じた様子がわかる。現在は、昨年夏くらいの水準にまで下がった。しかし、もう一度時事通信のグラフを見てみると、下降トレンドが本物かどうか、つまり持続的であるかどうかは、どうやら持続的なものでありそうだ、程度にしか判断できない。

いよいよ安倍政権を倒すための正念場にさしかかった。

最近では、加計学園問題と御用ジャーナリスト・山口某の準強姦もみ消しの一件、それに文科省事務次官に関する読売の謀略報道などによって、この政権はインモラル(不道徳的、背徳的)に過ぎるんじゃないかとの疑念が、これまでNHKや読売の報道を何も考えずに信じてきた人たちの間にも広がっていることが、支持率の減少傾向に反映しているのではないかと想像している(もちろんこの想像が当たっているかどうかはわからない)。

ことに読売の一件はひどかった。

郷原信郎「読売新聞は死んだに等しい」と論評したブログ記事が評判をとっているが、記事のタイトルや左右両方の反応に私は不満だ。
まずタイトルからいえば、「死んだに等しい」ではなく読売はもともと「死んでいた」のである。読売がジャーナリズムのあり方そっちのけで商売第一で、そのためには人を陥れたり味方の不祥事をもみ消したりしていたのは昔からずっとそうなのであって、ただ昔は読売が社運を賭けているプロ野球関連の報道で主に行われていたために影響が限定的であっただけの話だ。今回より前に読売新聞が他のマスコミや世論から非難を浴びた例として、1978年の「江川事件」があったが、読売はその他にも1970年頃の「球界黒い霧」事件で自社の九州進出の邪魔になる西鉄ライオンズの選手の関与(中にはごく軽微な誤りしか犯さなかったのに永久追放された選手がいた)を暴くのには熱心だったが、読売軍の選手に累が及びそうになると急に追及を止めた。また、読売キラーの投手が現れるや、その選手のスキャンダルを暴いた。さらには読売軍の選手が酒気帯び運転をして起こした人身事故をもみ消した。ごく最近でも、読売軍の選手が引き起こした賭博事件で、戦力になりそうな選手だけを早々と復帰させるなどしている。

その読売は、ナベツネがずっと「権力と一体となった新聞」のあり方を追及していた。このことは魚住昭の名著『渡邉恒雄 メディアと権力』(講談社,1999)に詳しい。今回の文科省事務次官に関する謀略報道は、このような読売だからこそ引き起こしたといえる。つまり、読売新聞は「死んだに等しい」のではなく、もうかなり昔から「死んでいた」のに過ぎない。

今回の読売の恥ずべき行為について、左側から「読売の産経化」なる反応があるが、これも読売を甘く見すぎである。読売は、もともと産経など比較にならない巨悪であって、それは正力松太郎がなした数々の悪行から明らかだ。

右側の反応に至っては、怒りを抑えることが難しい。一番腹が立ったのは下記のブコメだ(他にもたくさんひどいのがあったが)。

http://b.hatena.ne.jp/ta_so_ka_re/20170606#bookmark-339582214

朝日が左 読売が右 消費者にとって立場が鮮明な方がなまじっか中立を気取るより分かりやすい

そんな問題じゃないだろ! 大新聞社による政権の意を受けた謀略報道が問題になってるんだよ!!

それにしても呆れ返ったのは読売の社会部長が開き直って反論した件だ。これを見ると読売もまた壮大な崩壊過程にあることを感じさせる。おそらく読売の上層部の指示で書かされたのだろうが、そう遠くないであろうナベツネの死後、この新聞社は必ずや大きく傾くだろう。

とりあえずは今日、読売キョジン軍のエース・菅野を西武ライオンズ打線が打ち込んで、読売軍に球団ワーストタイの11連敗の屈辱を味わわせてやらんことを強く願う。