kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

音喜多駿と柳ケ瀬裕文

 昨日公開した下記記事にいただいたコメントより。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

nanijiro-i

 

音喜多駿が個人名を書けといっているのをいまこの記事で知ったが、柳ケ瀬裕文というのは、2012-2013年の「東京維新の会」の幹部の都議で、大日本帝国復活請願に賛成したひとりではないんでしょうかね。ということは、どんだけ、とんでもな候補かっていうことです。長谷川豊が候補から外れて、はじめて比例区に追加された候補だというだけありますね。
ところで、音喜多氏は、落ちた場合は都知事選に出るとか言ったそうだ。この発言になにか裏があるのではないか、ということを考えている。野党は共闘で、来年の都知事選挙にどう対応するのか。だれを押し立てて戦うのか。参議院選挙後くらいから、展望が見えるようにしてほしい、とも思っている。

 

 ご指摘があったので調べてみましたが、確かに柳ヶ瀬裕文は「東京維新の会」の幹部で、今も幹事長を務めていますね。柳ヶ瀬は2012年に、あの悪名高い野田数らとともに「東京維新の会」を立ち上げた人間です。
 
 
 「東京維新の会」の現在の代表は、これまたトンデモ極右として悪名高い山田宏
 だからこそ音喜多駿は一時期、同じ極右として思想をともにする小池百合子のパシリとして活動していたのでしょう。権力志向の人にありがちなように、独裁者に反発して小池と袂を分かったようですが。
 私は音喜多の顔を見るだけで虫酸が走る人間なので、音喜多を落とすために「戦略的投票」をする方向に八分がた腹を決めています。
 
 以下文体を「ですます」調から常体に戻す。私が今でも絶対に許せないと思っているのは、2016年の小池百合子人気絶頂期に、音喜多と対談して意気投合した斎藤美奈子だ。
 

gendai.ismedia.jp

 

 この「対談」に接して以来、私は斎藤という人間を一切信用しないことにした。斎藤に限らず、当時小池百合子やその一派になびいた人間はあまりにも多かった。

 本当に救いがないと思うのは、その小池に「打倒アベ」の夢を託した「ダメリベラル」の群集心理だ。一昨年夏の都議選で、既に小池は「排除」をやっており、柿沢未途夫人の柿沢幸絵は小池に「排除」こそされなかったものの「都民ファ□ストの会」の公認をもらえずあえなく落選したこともあった(ちなみに柿沢幸絵の落選を私は歓迎したがw)。ましてや旧民進党内の「リベラル派」など、小池に排除されない方がおかしいと私は早くから確信していたので、一昨年8月2日にこの日記に書いた記事でそれを予言していた。その記事から以下引用する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

なお、仮に民進党代表選が枝野幸男前原誠司との争いになる場合の私の予想は下記の通り。

まず枝野幸男が勝った場合、民進党は分裂するか、または右派の議員が衆院選前に大量に離党し、次の衆院選では「国民ファ★ストの会」から出馬する。

また、前原誠司が勝った場合だが、この場合も民進党が丸ごと「国民ファ★ストの会」と合併することはあり得ない。民進党とは、国ファがそうなるであろうような右派ポピュリズム政党にとっては疫病神なのだ。特に民進党内の中間派やリベラル系議員は、長島昭久渡辺喜美若狭勝や、その背後にいる小池百合子(小池自身は次の衆院選には間違いなく出馬しない)に排除されるだろう。民進党の看板があっては国ファには絶対に受け入れられないから、結局前原が勝った場合に起きるのは、民進党の解党だろう。「国ファ」の公認さえもらえれば、いくら「元民進」だろうが勝てることは都議選の結果がはっきり示している。ついでに書くと、無所属の推薦程度ではダメなことは柿沢幸絵が示した(ざまあ!)。

 

出典:https://kojitaken.hatenablog.com/entry/20170802/1501632632

 

 上記引用文中で「国民ファ★ストの会」「国ファ」などと表記したのが、のちの「希望の党」に当たる(同党の設立は一昨年9月末で、記事を書いた頃にはまだ名前どころか政党そのものもなかった)。

 最初から上記のように予想していたからこそ、私は「希望の党」立ち上げの報に接した時から、「小池はまだ『排除』をやらないのか、まだか、まだか」と心待ちにしたのだった。

 ある時、小池が前原誠司との共同記者会見をキャンセルしたと聞いて、これは誰を党に入れて誰を排除するかで揉めてるんだろうなと想像したら案の定で、その次に小池が記者会見に出てきた時に、待望の「排除」発言が飛び出したのだった。

 ああ、やっぱりな、ついにやったなとしか私は思わなかったのだが、「小池百合子幻想」にとらわれていた人たちには大きな衝撃を与えたらしく、それが結党時には誰も予測しなかった「希望の党」の衆院選惨敗につながった。

 音喜多の話になったのでついつい思い出話にふけってしまったが、上記の経緯を執念深く覚えている私にとっては、音喜多は絶対に許せない人間だ。

 8日後の参院選では(今回は期日前投票はしない)、迷った末に「戦略的投票」をしてしまうのではないかと思う今日この頃だ。