「時事放談」に中曽根とナベツネが出ていたが、全くの期待はずれ。なぜかというと、司会の御厨貴はテロ特措法については二人にしつこく聞いていたが、この二人にそんなことを聞いても、延長すべきだとしか言わないのはわかり切っている。中曽根は、この問題への対処を誤ったら内閣総辞職だと言い、ナベツネは、安倍は内閣を投げ出す覚悟でやれ、と言っていたが、聞きたいのはそんなことではない。
聞きたかったのは経済政策、特に「コイズミカイカク」への評価だったのだが、御厨は全然突っ込まなかった。中曽根は日本で最初に新自由主義的施策を導入した総理大臣であり、ナベツネは中曽根の盟友だから、外交・防衛政策もさることながら、経済政策について突っ込んで聞かなければならないと思うのだが。
