kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

完全試合目前の投手を交代させた仰天落合采配(中日ドラゴンズが日本シリーズ制覇)

日本シリーズ第5戦で、中日先発の山井が8回までパーフェクトに日本ハム打線を抑えていると知って、慌ててテレビをつけたら、ナナナナナント! 中日の抑えの切り札・岩瀬が登板していた。
結局、中日は山井−岩瀬の完全試合リレーで53年ぶり日本シリーズ制覇を達成したが、なぜ落合は完全試合達成目前の先発投手を交代させたのだろうか。どうにも納得できない。一人走者を出したところで岩瀬にスイッチすればよかったのではないだろうか。

実は2006年4月15日、福岡ソフトバンクホークス北海道日本ハムファイターズ戦で、ファイターズが八木−武田久−マイケルの継投によるノーヒット・ノーランを記録したことがある。しかし、この試合は延長12回で、先発の八木は10回、150球を投げていたから交代は仕方なかったかもしれない。それに対し、今回の山井は投球数86球。MLBでも、完封のかかった試合は僅差でも先発投手が続投するケースが多いことを、野茂英雄の先発試合を多く見てきた私は知っている。そういう時は個人記録優先なのだ。ましてや今回は空前絶後日本シリーズ制覇を決める試合での完全試合がかかっていた。

こんなところに、個より組織を優先させる日本社会の悪しき風習を見る思いで、ちょっと興ざめした。