kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

石川(ヤクルト)惜しい! 読売相手にノーヒットノーランならず

日本プロ野球が開幕。ヤクルトが読売に4対0で快勝したが、惜しかったのは先発の石川雅規。9回一死まで読売打線をノーヒットノーランに抑えていたが、坂本に打たれて大記録を逃した。続くボウカーにも打たれ、足がつったとのことで完投も逃したが、開幕戦通算4勝のチーム記録を作った。

ノーヒットノーランはメジャーではしょっちゅうあり、近年完全試合が2度続き、3度目は9回二死からの審判の誤審に阻まれたという珍事があったが、日本プロ野球では2006年9月に山本昌(中日)が記録して以来両リーグを通じて誰もやっていないらしい。ちなみにこの時の山本昌は史上最年長にして首位攻防戦(対阪神)での大記録だった。

私がテレビの生中継でノーヒットノーランを見たのは過去2度しかない。1972年の外木場義郎(広島)と1987年の近藤真一(中日)で、いずれも読売戦。近藤はプロ入り初登板で大記録を達成した。また外木場は、他には沢村栄治しか記録していない生涯3度目のノーヒットノーランだった。

ノーヒットノーランとはそれほどにも珍しい記録なのだが、テレビで観戦していた開幕戦でいえば1994年の野茂(近鉄)が惜しかった。相手は西武で、9回、清原に打たれて記録を逸したのだが、さらに次打者に打たれて監督の鈴木啓示はリリーフエースの赤堀を送った。テレビ中継が終わったあと、赤堀は逆転サヨナラ満塁本塁打を打たれ、野茂は勝利投手にもなれなかった。しかし翌年渡米し、1996年と2001年に両リーグでノーヒットノーランを記録している。1994年の開幕戦で達成していれば、日米通算ではあるが、沢村栄治外木場義郎と並ぶところだった。

惜しくもノーヒットノーランならずでがっくりだったが、こういう試合をテレビで見るのはいつ以来かと思って記憶をたぐってみれば、5年前の日本シリーズ山井大介(中日)が自軍監督の落合博満完全試合を阻止されて以来ではなかったか。私は落合監督を高く評価するものだが、あの試合だけはいただけなかった。