kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

沖縄密約や砂川事件をとりあげた「サンプロ」の特集は良かったが

ところで、評判の悪い「サンプロ」だが、大谷昭宏をキャップとした「言論は大丈夫か」のシリーズが、北京五輪に沸く今日、ひっそりと放送された。番組では、西山事件以来の「沖縄密約」や1957年の「砂川事件」、それに特集の第1回でも取り上げられた立川の反戦ビラ配布事件などが取り上げられ、なかなか良かった。

砂川事件」の裁判で、国が「跳躍上告」したことや、最高裁が「統治行為論」に立った判決を下したことは、はるか昔の高校時代に学んだことだが、最近は地裁の判決からしてコンサバになってしまい、かつて意気盛んだったベテランの裁判官が高裁で意欲的な判決を下して目につくご時世になっている。30年前と比べても、日本社会の右傾化は相当進み、司法と行政の一体化はますますひどくなっているようだ。

ところで、せっかくの特集だが、できれば放送を1週間あとにずらしてほしかった。北京五輪の最終日にわざわざやらなくても、という感じだ。