http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090217AT3S1702A17022009.html
財務相に与謝野氏、経財相と兼任 首相が決定
麻生太郎首相は17日夕、辞表を提出した中川昭一財務・金融担当相の後任として、与謝野馨経済財政担当相を兼任させることを決めた。 (18:52)
中川昭一の引責辞任は仕方ないが、よりにもよって後任に最悪の人物をもってきた。これは、麻生がもはや実質的に人事権を失っているあらわれだろうが、消費税増税派にして緊縮財政論者の与謝野を財務省に据えるとは、麻生というか自民党は日本経済をぶっ壊すつもりか。与謝野は、昨秋にリーマンショックが起きた直後に、
日本経済のファンダメンタルズの健全性というのは、相対的には高いと私は思っております。
などとほざいて（2008年9月16日の記者会見）、GDP年率換算マイナス12.7%の現実を突きつけられた今になって、やっと自らの誤りを認めたばかりの、能力に大きな疑問符のつく人物だ。朝日新聞や読売新聞はこの人事を喜ぶだろうが、日本経済はこれで当分立ち直れず、地の底を這い続けることになるだろう。
それにしても、「きまぐれな日々 今度は中川昭一の二日酔いで大騒ぎだが．．．」で、
たとえば与謝野馨などは消費税増税論者にして強烈な緊縮財政派であり、今後の日本経済の建て直しのためにはもっとも好ましくない人物だ。
と書いたばかりなのに、まさかそれが現実になろうとは。覚めない悪夢を見ているような気分だ。
