内閣官房副長官の漆間巌くんが、国民を舐め切った答弁をしてくれたようだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0309/TKY200903090108.html
「自民党側に捜査が及ばない」という趣旨の発言をしたという報道について、「事実に反するのか」と問われた漆間氏は「私が警察出身者であるので誤解されたのではないか。マスコミ側が私の発言をどう認識されたのかはわからない。私が記憶している部分では(そういう発言はなく)、あとは記者の認識の問題だ」と述べた。
「政府高官」が「記憶にございません」とは、いつかどっかで聞いたような。いや、あれは高官じゃなくて前総理の刎頚(ふんけい)の友・小佐野賢治くんのセリフだったっけ。
さんざんオフレコ談話の話者を匿名にさせられておいて、記憶にございませんで逃げられたんじゃ記者たちもいい面の皮だろう。こんなふざけた「政府高官」を逃げ延びさせては、ジャーナリズム魂が廃れるってもんだ。この際、記者諸君にも少しは意地を見せてもらえないだろうか。
それにしても、いったんは漆間くんを「トカゲの尻尾切り」の犠牲にして逃げようとした政府・自民党がなんで急に方向転換したんだろ。とんだ悪手としか思えないんだけど。