kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

謎の勝間和代

『喜八ログ』より。

また『目立つ力』の115ページに勝間さん自身のブログは「"1日にユニーク・ユーザーが1万1000PVくらいで、1万PVを切った日は少ないな〜と思います"」という記述があります。
つまり勝間和代さん自身が「α(アルファ)ブロガー」であることを自覚しているのですね。
もちろん、当方にも異論はありません。

反射的に頭に浮かんだことは2つ。

えっ、勝間さんのブログのPVってその程度なの、ってこと。

そして、それよりもっと気になったのが、

「"1日にユニーク・ユーザーが1万1000PVくらいで、1万PVを切った日は少ないな〜と思います"」

というフレーズだ。

私の感覚だと、たとえば1か月間の1日あたりPV平均が1万1千PVだとして、その標準偏差はどれくらいだろうと思ってしまう。

「きまぐれな日々」は、1日あたりのPVが1万件を超えたのは、過去5回か6回に過ぎないが、2007年1月9日以来、1000件を下回ったことは一度もない。1日あたりのPVの平均値は数千件だが、変動幅は結構大きく、総選挙前後にアクセス数が多かった時期を除外しても、多い時には7千件台のPVがあるのに、少ない時には3千件台のPVしかない。ユニーク・ユーザーの数え方になると、たとえばはてなカウンターでは多く、FC2アクセス解析では少なく出るので、勝間氏のブログと比較してどの程度になるかはよくわからないが、おそらく3分の1から5分の1の間くらいではないかと思う。しかし、アクセス数の絶対数自体は重要ではなく、ここで言いたいのは変動幅である。私のブログのアクセス数を数倍した場合から類推すると、1日のユニーク・ユーザーが1万1千人程度なら、1万PVを切る比がしばしば生じることになる。

さらにいうと、1日あたりのPVが1万1千件程度なのに「1万PVを切った日は少ないな〜」ということなら、「1万2千PVを超える日は少ないな〜」ということになりはしないか。もちろん、ブログのアクセス数の日毎集計の分布は正規分布になどなりはしないが、1日平均PVが1万1千件程度で、なおかつ1日あたり1万PVを切ることが少ないブログであれば、読者の大部分が固定読者であって、日々のアクセス数の変動がきわめて小さいと解釈するほかないから、PVの上限もたかがしれていることは容易に推測できるのである。

結論から言うと、勝間和代という人間も、自分を大きく見せたいだけの俗物に過ぎないということである。

[追記] (2009.10.17)

このエントリは、文章を誤読していた可能性が高いことに気づいた。「1万PVを切った日は少ないな〜」というのは、PV数が4桁だった日には、今日はアクセス数が少ないなあ、という意味で、決して1万PVを切ることは珍しくない、という意味に解するべきだった。ま、勝間氏に対するネガティブな評価には変わりないから、エントリはこのまま残しておく。