kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

官僚を崇拝する朝日新聞記者

http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20100528/1275058318 より(http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100530/1275194736 経由で閲覧)。

それにしても、記者会見の質疑を見ていて驚いたのは朝日新聞の記者の発言だった。要するに、政治主導が悪いんだ、と朝日の記者は言ったのである。議員があれこれ考えても失敗するだけで、もっと官僚の言うことを聞け、という趣旨の発言をした。朝日新聞というのはいつから官界の代弁者になったのか、という印象を持った。官報なら広告を入れちゃだめじゃないか。

そうか、かつて「赤い」と言われた朝日がソ連に点が甘かったのは、社会主義の理念に共感してのことではなく、エリート主義・官僚主義にシンパシーを感じてのことだったのか。と、嫌味を言いたくなったほどだ。


これを読んで、http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100530/1275184942 で紹介したばかりの朝日新聞政治エディター・渡辺勉の文章を思い出したことは言うまでもない。下記に再掲する。

政権に就くと「政治主導」を掲げ、06年合意にかかわった官僚を頭から信用せずに排除し、首相を筆頭とする官邸高官だけで米国や沖縄県と交渉。状況も把握せずに突っ込み、かえって日米関係を悪化させるという危うさだった。


たぶん記者会見で質問した記者と渡辺勉は別人だろうが(というのは、朝日新聞社では「エディター」というのは幹部クラスの記者の役職だと認識しているので)、朝日新聞社では記者の教育がよく行き届いているようだ。権威主義むき出しのベテランの論調に沿った質問を、記者会見でも発している。

げに朝日新聞とは度し難い新聞だ。あまりにひどい記事ばかりで、大新聞批判にはもってこいなので、購読が止められない(笑)。

ある意味、朝日新聞産経新聞は好一対といえるかもしれない。