kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下徹とその害毒

私と年齢がいくつも違わないれっきとした中年女である「ちきりん」が、こんなことをほざいている。

https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/599934113655726080

ちきりん
@InsideCHIKIRIN

今日負けたのは、橋下さんじゃなくて、日本の若者だよね。

6:46 - 2015年5月17日


この「妙ちきりん」ほど腹立たしいブロガーも少ないが、私のこの日記は、画面に表示される「ページビュー」で比較する限り、ちきりんの21.6%の数字でしかない。数年前は6分の1くらいだったから、比率は少しだけマシにはなっているけれど。

このちきりんのような者どもにミスリードされて、橋下徹はのさばり続けた。その人気のピークは、石原慎太郎と野合して、自身は大阪市長にとどまりながら手下を国政に送り込んだ2012年だった。

当時は民主党政権で、野田佳彦は朝日や毎日といった「リベラル」系を含むメディアから「決められない政治」を批判されていた。その頃、決まって野田政権に対比されていたのが橋下だった。野田の退陣後、独断専行の政治を恣(ほしいまま)にしているのが安倍晋三だ。つまり「決められる政治」を求めた朝日や毎日はブーメランを食った形になっている。

橋下に釣られて知識人生命を事実上失った人間もいた。飯田哲也である。

また、2013年の安倍晋三による「96年改憲」の試みの頃には、「橋下くんを『立憲主義』を守る勢力として活用したい」とかなんとか書いていた「リベラル」のブログもあった。朝日・毎日や飯田哲也らとともに、橋下の害毒に侵されたとの感想を持った。

橋下の残した爪痕は大きい。橋下が大阪のみならず日本に与えたダメージから立ち直るのは、思いのほか簡単ではないと思う。