kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

参院選投票所、3割で締め切り繰り上げ

7月19日付の 「きっこの日記」 を読んで、大事なことを書き忘れていたのを思い出した。

以下、asahi.comより。
http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY200707190556.html

参院選投票所の3割、終了早める 市町村合併が影響

2007年07月20日08時01分

 29日に投開票される参院選で、全国約5万1700カ所の投票所の約3割にあたる約1万4800カ所で投票の終了時刻を繰り上げることが、総務省の調べで分かった。前回04年から投票所数で3割増えており、投票が原則午後8時までとなった98年の参院選と比べると約5倍に広がった。背景には「平成の大合併」で自治体の面積が広がり、開票所への投票箱運搬に時間がかかるようになったことがある。「安易な繰り上げは有権者の投票の機会が奪われることになりかねない」との指摘も出ている。

 投票時間は長く「午前7時から午後6時まで」が原則だったが、投票率アップのため98年に改正公職選挙法が施行され、午後8時まで延長された。ただ、特別な事情がある場合は、都道府県選管に届け出れば終了時刻を最大4時間繰り上げることができる。開票開始時刻の規定はないという。

 99年3月に始まった「平成の大合併」で、全国で3000を超えた市町村は1804(19日現在)に集約され、自治体の面積は広がった。従来のままでは投票箱の運搬が開票開始に間に合わない所が出てきたため、開票所から遠い投票所の投票締め切りを繰り上げる例が急増したとみられる。

 中でも04年3月に6町が合併して誕生した広島県安芸高田市は、54カ所すべての投票所で2〜4時間繰り上げる。前回04年も全投票所で1〜3時間繰り上げたが、さらに1時間ずつ早く、午後4時で閉まる所もある。同市では今回は開票迅速化を図るとして、開票開始も午後9時から8時に早めている。市選管は「旧郡部は夜になって投票する人は少ない。期日前投票も浸透してきている」と説明する。

 こうした動きについて、日本選挙学会理事長の田中愛治・早稲田大教授(政治学)は「若い人ほど遅くに投票する傾向があり、投票時間の安易な繰り上げは若者らの投票機会を奪う可能性がある」と指摘。「仮に開票を早めるため繰り上げるのであれば本末転倒だ」と話している。

asahi.comより)

以下、「四国新聞」の紙面より。

 全投票所に占める繰り上げ実施の割合が5割を超えたのは11県で、上位は鹿児島(92%)、秋田(89%)、岩手(87%)、高知(86%)、島根の順。
 投票所でみると、最多が鹿児島(1193カ所)で、北海道(1034カ所)、岩手(1008カ所)、秋田(983カ所)、福島(930カ所)と続いた。香川は500投票所のうち58カ所。千葉、東京、神奈川、大阪の4都府県には繰り上げがなかった。

(中略)

 一方、離島や遠隔地で投票日自体を繰り上げる投票所は全国11都道県の87カ所。26日に14カ所、27日に9カ所、28日に64カ所。

四国新聞 2007年7月21日付紙面より)

鹿児島県では全投票所の92%で投票締め切り時間を繰り上げるとは本当に驚きだ。
ただ、安倍は高知県だけは繰り上げをやめてもかまわないと思っているのではなかろうか(笑)。