kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

各国の死刑の存廃状況について

「カナダde日本語」が山口県光市母子殺害事件について取り上げている。
カナダde日本語 山口県・光市母子殺人事件: 世論が変わるとき

記事中で、「きまぐれな日々」へのリンクもいただいている。
きまぐれな日々 言論が一方向に振れる時 ? 山口県光市母子殺人事件をめぐって

実は、死刑存廃問題について、いろいろ思いをめぐらせていたところだった。
死刑存廃問題 - Wikipedia

これを見ると、確かに、カナダでは死刑制度は廃止されている。
ギロチンの国、フランスでは最後にギロチンで死刑が執行されたのは1977年だそうだ。故ミッテラン大統領が死刑を廃止した。
イギリスでも1969年に死刑が廃止されたが、サッチャーが野党時代に死刑を復活させようとして果たせなかった。どこの国でも、右派が死刑制度存続や復活に熱心だと相場は決まっている。アメリカでも、保守的な州ほど過激に死刑を行う傾向がある。

一般に、欧州や米大陸では死刑はほとんど行われておらず、アメリカは例外中の例外だ。一方、アジアでは死刑制度が存続している国が圧倒的多数だ。
ファイル:Death Penalty World Map.png - Wikipedia

その中にあって、韓国で1997年以降死刑が執行されていないのが目を引く。カンボジアも、かつてのポル・ポトの蛮行の記憶が生々しいためだろう、死刑は廃止されている。

一方、中国では死刑が盛んに行われている。中国が、人民の立場になど全く立たない、野蛮な国であることをよく示している。北朝鮮は言わずもがなだろう。