昨日書いた きまぐれな日々 白井聡を批判できない共産系と「緊縮志向」民進系の不毛 に、id:BUNTENさんから下記の「はてなブックマークコメント」をいただいた。
http://b.hatena.ne.jp/entry/368056494/comment/BUNTEN
「小選挙区制の見直しもまた「野党共闘」集団内でのタブーになっている。」去年の衆院選ので申し訳ないが https://www.jcp.or.jp/web_policy/2017/10/2017-30-senkyoseidokaikaku-seijitokane.html を例示しておく。m(_◎_)m
30、「民意の届く」選挙制度改革・「政治とカネ」(2017総選挙各分野の政策)│各分野政策(2017年)│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 より
2017総選挙/各分野の政策
30、「民意の届く」選挙制度改革・「政治とカネ」
2017年10月
いや、それは去年の衆院選に限らずずっと共産党は(社民党も)政策として掲げているし、今後も掲げ続けるでしょう。そんなことは当たり前です。
問題は、その共産党(社民党も)の「小選挙区制廃止」が、「野党共闘」集団内でいっこうに議論されないことにあります。
小選挙区制の問題点には、かつて「政治改革」の旗振りをした山口二郎でさえ言及しています。そのことは、「小選挙区制 山口二郎」を検索語にしてネット検索をかけてみればすぐにわかります。山口二郎は民主党政権時代の2012年に既に選挙制度改革への反省を口にしています。
しかし、その3年後に「野党共闘」が成立して共産党がそれに加わり、山口二郎が「野党共闘」の中心的イデオローグの一人として居座りながら、小選挙区制廃止・見直し論を唱える共産党なり山口二郎(?)なりが、小選挙区制の見直し・廃止について、「野党共闘」陣営内でもっとも強く小選挙区制に固執する小沢一郎や、ずっと民主党・民進党にいて小選挙区制を軸とした「政治改革」を推進する側の人間だった枝野幸男らと議論したという話は、寡聞にして知りません。
こういうあり方は、
態度以外の何物でもないと私は断言します。
選挙公約に小選挙区制廃止を掲げているだけでは、「小選挙区制の見直しを『野党共闘』集団内でのタブーにしている」という命題に対する反証には全くなりません。彼らは小選挙区制廃止を掲げてはいるけれども、それを実現させようとする気が全然ないからです。