年金問題で内閣支持率急落というと、どうしても今年5月28日のことが思い出される。
4月から5月にかけて安倍内閣の支持率が回復傾向を見せはじめ、安倍が自信を持って憲法改定を参院選の争点にすえようとしていたところに、「消えた年金」問題が顕在化し、同日に発表された毎日新聞の調査で安倍内閣の支持率が10ポイント以上下がり、追い打ちをかけるように同日、松岡農水相が自殺を遂げた。これで安倍内閣は政権の体をなさなくなり、参院選惨敗へとまっさかさまに転落していった。
今回またも再燃した年金問題での福田首相と町村官房長官の緊張感を欠いた受け答えは、彼ら世襲政治家に対する国民の不信感を増幅し、共同通信の調査で内閣支持率は前回調査比11.7ポイント減の35.3％に急落した。
http://www.47news.jp/CN/200712/CN2007121601000253.html
下げ幅といい、支持率の絶対値といい、支持率を下げた要因といい、7か月前の安倍内閣と瓜二つだ。福田康夫も安倍晋三に劣らぬ、いや勝らぬ「KY」というしかないのかもしれない。福田は、防衛疑獄に絡んで誰か「自殺」者でも出ないか心配すべきではなかろうか？
