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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「安倍内閣の支持率は32.6% 2ケタの急落 ANN世論調査」

昨日(3/26)、ANN(テレビ朝日系)の最新の世論調査が発表された。

安倍内閣の支持率は32.6% 2ケタの急落 ANN世論調査

安倍内閣の支持率は32.6% 2ケタの急落 ANN世論調査

 ANNの世論調査で、安倍内閣の支持率が先月の調査に比べて11.7ポイント急落し、32.6%になりました。

 調査は24日、25日に行いました。安倍内閣を支持すると答えた人は32.6%で、支持しないと答えた人は13.2ポイント増えて54.9%でした。政党の支持率では、自民党が40.3%で4.8ポイント下がりました。立憲民主党は2.9ポイント増えて16.2%でした。森友学園を巡る国有地売却について、安倍総理大臣の昭恵夫人を国会に招致する必要があると答えた人は63%でした。また、一連の問題の責任を取って内閣総辞職するべきだと答えた人は48%で、総辞職する必要はないと答えた人は39%でした。

(テレ朝ニュース 2018/03/26 10:30)


日経の同時期の調査では内閣支持率は42%だった。テレ朝の調査は、先々週調査のNNN(日本テレビ系)の30.1%、朝日新聞の31%に次ぐ低い数字だが、もともと日経はJNN(TBS系)などと並んで内閣支持率の数字がもっとも高くし、ANNはNNNや朝日・毎日(先々週調査で内閣支持率33%)と並んで支持率がもっとも低く出る傾向にある。これはメディアの立場ではなく質問項目と選択肢(二択か三択かそれ以上かなど)、それに聞き方(重ね聞きをするかなど)などが支配的要因になっている。

今回の数字は、はる氏が詳細なデータ解析に基づいて指摘する通り、先週においては内閣支持率低下は先々週の急落が下げ止まり、横ばいだったと見なければならない。

それよりも救いは、安倍内閣総辞職を求める意見が、総辞職より必要ないとする人より多かったことだろう。

なお、どういうわけか昨年7月のANNの内閣支持率調査が、最新の調査であるかのような情報がネットの反安倍政権側の人たちの間で拡散されていた。それを下記に示す。これに惑わされた人もおられたかもしれない。私はすぐに気がついたが。

安倍内閣支持率がついに20%台に ANN世論調査

安倍内閣支持率がついに20%台に ANN世論調査

 2017年7月のANNの世論調査で、安倍内閣の支持率が29.2%に下落しました。「危険水域」と言われる3割を切ったのは、2012年の第2次安倍政権発足以来、初めてのことです。

 調査は、15日と16日に行われました。それによりますと、内閣支持率は29.2%で、先月の前回調査から8.7ポイント下落しました。一方で、支持しないとした人は54.5%で、前回より12.9ポイントの大幅上昇です。安倍総理大臣は、来月初めに内閣改造を行う考えですが、これに「期待する」と答えた人は38%だったのに対し、「期待しない」とした人は54%に上りました。加計学園を巡る問題については、先週の参考人招致でも、行政がゆがめられた疑いは解消されたと思わないとした人が74%に上り、さらに76%の人が安倍総理が説明する必要があると答えました。

(テレ朝ニュース 2017/07/17 10:30

既にNNNと朝日新聞世論調査では、安倍内閣支持率は第2次内閣発足以後(現在は第4次内閣)の最低を記録しているが、このANNや毎日新聞の調査(過去最低は昨年7月の26%)ではまだそこまで行っていない。しかも前述のようにはる氏の調査によると(私の皮膚感覚も同じ)、先週は政権批判側に新たな材料がなく、内閣支持率低下に急ブレーキがかかった。

支持率低下と言ってもまだその程度の段階なのだ。少しでも気を緩めると、また2015年夏や2017年夏と同じように内閣支持率はV字回復しかねない。政権批判側にはもっと危機感が必要だ。