kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

集団的自衛権の論議失速 首相冷ややか 法制懇幕引き(朝日新聞)

asahi.comより
http://www.asahi.com/politics/update/0625/TKY200806250006.html

記事の一部を引用する。

 安倍前首相は、現在の政府解釈で自衛隊の活動が困難とされる(1)公海上での米艦船への攻撃への応戦(2)米国に向かう弾道ミサイルの迎撃(3)国際平和活動をともにする他国部隊への「駆けつけ警護」(4)国際平和活動に参加する他国への後方支援の4類型について検討を指示。報告書は、いずれも可能とすべきだと提言し、(1)(2)は集団的自衛権の行使容認、(3)(4)は憲法解釈の変更を求めた。

 だが、福田首相の視線は冷ややかだ。そもそも、福田氏は集団的自衛権の行使には慎重で、福田政権誕生後は同懇談会は一度も開かれず、約10カ月にわたり「休眠状態」に置かれていた。

 懇談会は集団的自衛権の行使容認論者が大勢を占め、首相が「私が受け取れる内容にしてくれ」と間接的にメッセージを出したが、変わらなかった。政府高官は「(メンバーの)頭の中を変えるわけにはいかない。現実の政権のあり方とはかけ離れた報告書」と突き放す。

 報告書を受け取った首相も24日夜、記者団に「内容はまだ見ていません」。「(憲法解釈を)変えるなんて話したことはない」と語ったうえで、懇談会を閉じる考えを明らかにした。

asahi.com 2008年6月25日)

前首相・安倍晋三福田康夫首相は、安全保障政策に関しては実に対照的だ。
昨年の参院選自民党が惨敗して、安倍が退陣して良かったと思うのはこういうニュースに接した時だ。

だが、もし、小沢民主・平沼「サムライ」連立政権ができたらどうなるか。現在の福田政権より右寄り路線をとる恐れが大きいと懸念されるのだが、どうだろうか。

[参考記事]
アブナイ安倍懇談会が提言した「集団的自衛権」の絶対阻止を!+杉山愛&浅田真央 : 日本がアブナイ!