kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小松一郎、内閣法制局長官退任へ。「お役御免」人事か

http://www.asahi.com/articles/ASG5H7R29G5HUTFK01P.html

小松長官退任へ 内閣法制局 横畠次長が後任有力

 安倍晋三首相は15日、小松一郎内閣法制局長官を交代させる方針を固めた。憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に積極的で、安倍首相の肝いりで起用されたが、腹部に腫瘍(しゅよう)が見つかり治療を続けてきた。後任は内閣法制局の勤務が長い横畠裕介次長が有力だ。

 小松氏は外務省出身。国際法局長や駐仏大使などを歴任した。国際法局長時代には、安倍首相が第1次内閣で行使容認に向けて立ち上げた私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の事務作業に関わるなど、首相の信頼は厚く、理論的支柱の役割を果たしていた。

朝日新聞デジタル 2014年5月16日01時08分)

この記事についた「はてなブックマーク*1より。

at2002 アベにしてみれば、とりあえず憲法解釈変更の道筋はついたので、「失言やら不遜な態度をとるような長官は、かえってヤバイので切り捨て」ということなんだろうな。。 2014/05/15

まあそんなところだろう。私も同じ感想を持った。

そもそも上記朝日新聞記事は「小松一郎 お役御免」でググって引っかけたものだ。

https://twitter.com/ecorsal/status/466960690951897088

のさと
@ecorsal
集団的自衛権行使容認にメドがついたとみて、お役御免か?露骨なものだ。 小松長官退任へ 内閣法制局 横畠次長が後任有力 - 朝日新聞デジタル http://t.asahi.com/eqjr

こういう人事を見ていると、ますます安倍晋三小沢一郎に似てきたように思う。
日本の民主主義の真価が試される~安倍の解釈改憲、勝手なルール変更が許されないわけ : 日本がアブナイ!(2014年5月15日)によると、

<NYタイムズのサイトで社説全文を読んでみたけど、(中略)最後に「安倍首相の野心を阻止することができるのは、連立与党の公明党しかない」と。(「野党8党はだらしない(or混乱した)状態にある」とも。^^;)

 で、「安倍氏はstrong hand(強権、強い力)を有している。日本はその民主主義のgenuine testに直面している」と結ばれていたのだが。このgenuine testという言葉は、mew的には「日本の民主主義の『真価が問われるor試される』という感じを受けたです。(・・)>

とのことだが、"strong hand" という言葉は、思わず「剛腕(豪腕)」と訳したくなってしまう(「剛腕」なら "strong arm" かもしれないが)。その剛腕氏とバルカン政治家(菅直人)の醜い内紛が、民主党政治家ら人心を離反せしめ、野党を無力化したことを思えば、小沢一郎にせよ安倍晋三にせよ「剛腕」には百害あって一利なしと思う今日この頃である。