きまぐれな日々 猿芝居・自民党総裁選のコマーシャルを垂れ流したNHK で紹介した、NHKニュースの偏向に抗議した視聴者（内野光子さん）に対してNHKコールセンターがひどい応対をした件だが、これに関して、元NHKディレクター・志村建世さんのブログから「きまぐれな日々」に下記エントリのTBをいただいた。
http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=1652775
私は、内野光子さんの記事には信頼性が十分あると判断してブログで取り上げた次第だが、志村さんも同様の判断をされたようだ。その上で、元NHKに所属しておられた方ならではの文章が綴られている。
ＮＨＫの職員なら、不偏不党、公正な報道に努めるべきことを教育されている筈です。姓に「鹿」という字がつくらしい「コールセンターの責任者」は、ＮＨＫの内規に照らしても懲戒に価します。
私の見るところ、あのニュースの編成については、ＮＨＫの内部でも相当に批判的な反省があったように感じられます。その後の政治報道で、野党についてのニュースも付加するように配慮している傾向が見られるからです。ＮＨＫは、昨夜放送された「兵士はどのように戦わされたか」というＮＨＫスペシャルのような、すぐれた番組を作り出す力も持っているし、大勢の良心的な職員も働いている筈です。
しかし、このような傲慢な対応を許さない自浄能力は持たなければなりません。私はこのブログと、内野さんの記事のコピーをＮＨＫの経営委員会に送ります。地に落ちようとしているＮＨＫへの信頼を回復できるかどうか、経営責任者の覚悟にかかっています。（『志村建世のブログ』2008年9月15日「ＮＨＫニュースの公正を疑う」より）
抗議の声がNHKに届いて、報道が改善されることを期待したい。
