kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

花岡信昭さんよ、あんたの方が渡部昇一ともども「劣化」を示す好例だよ

http://hanasan.iza.ne.jp/blog/entry/790355/ で、花岡信昭がまた醜態をさらしている。

 それは、審査委員長の渡部昇一上智大名誉教授や小松崎和夫・報知新聞社長に細部まで説明をお願いするというのは、お立場を考えるとよくないと思ったからだ。

 審査委員の中で筆者が最も自由に対応できる立場にあると判断し、週刊誌などの取材には懇切丁寧に応じてきた。

 もう1人の審査委員だった中山泰秀衆院議員(論文募集の開始当時、外務政務官)は秘書を審査会に出席させた。自身が出席できないのであれば審査委員を辞退すればいいと思っていたのだが、案の定、この秘書は「自分は田母神論文に零点をつけた」と公言した。

 この秘書の真っ赤なウソによって、審査経過に疑問が持たれることになってしまった。田母神氏の最優秀賞が工作によって仕組まれたものではないか、という見方を広めてしまったのだ。

 この秘書の罪は重いのだが、中山議員からはこちらに何も話がない。政治問題化してしまったから、議員と秘書が一緒になって、「保身」を決め込んだのだろう。

ここらへんの記述は面白い。あの陰謀論満載で、保守派の学者・評論家の秦郁彦五百旗頭真保阪正康といった人たちから痛罵されている田母神俊雄の「論文」を選んだ人たちの名前がわかった。報知新聞は読売新聞系列のスポーツ紙で、中山泰秀は、気色悪い作り笑顔で「私は改革に賛成」と叫ぶ町村派自民党衆院議員、もちろん新自由主義者だ。この2人が極右学者の渡部昇一と極右記者の花岡信昭とともに審査員だったが、中山は本人の代わりに秘書が審査会に出席し、「自分は田母神論文に零点をつけた」と「真っ赤なウソ」をついたのだという。

穏やかでない話だが、中山議員の言い分を聞きたいものだ。秘書が「真っ赤なウソ」とまで花岡に言われて黙っていては、名誉にかかわるのではなかろうか?

ところで、同じエントリで花岡は、
きまぐれな日々 田母神俊雄と元谷外志雄の疑惑は贈収賄事件に発展するか
でも紹介した「サンデー毎日」の記事「またもや防衛省のトンデモ不祥事 前空幕長とアパグループ代表の『イーグル疑惑』 癒着の点と線」を、

 論文募集を企画したアパグループ元谷外志雄代表が昨年8月、小松基地でF−15(イーグル)に試乗したことを取り上げ、今回の懸賞論文300万円はその見返りとして贈られたものだ、といった調子の記事だ。

 これは審査委員の1人として厳重に抗議せねばなるまい。「見返り工作」に加担したといわれているのと同じだからだ。

 ここまで「ヨタ話」を作り上げることができる能力はたいしたものだが、週刊誌の「劣化」を示す好例かもしれない。

 田母神氏が小松基地友の会会長の元谷氏のF−15試乗を認めたのは、その宣伝効果を見極めた結果にほかならない。民間人を戦闘機に乗せる以上、最大の効果がなくては意味がない。それだけの話である。

と書いている。
記事が「ヨタ話」かどうかは知らないが、田母神が元谷のF-15試乗を認めて、その写真が発行部数のほとんどない元谷の著書にいったいどんな「宣伝効果」があったというのだろうか? いったい、どこに「最大の効果」があったというのだろうか?

そもそも、その内容もさることながら、論文の体裁をなしている応募作を落として、あんな体裁も文章の構成も何もなく、レイアウトも読み辛いことこの上ない「論文もどき」を最優秀賞に選んだ渡部昇一花岡信昭の方が、右派言論人の「劣化」を示す好例以外の何物でもない。