kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

輿石東の妄言「コイズミ発言は私たちの声を代弁」に呆れ返る

ついに民主党参院会長の口から、私が恐れていた妄言が飛び出した。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090213AT3S1300D13022009.html

民主参院会長、小泉発言「私たちの声を代弁」 採決、20日以降

 民主党輿石東参院議員会長は13日午前の参院議員総会で、参院で審議中の定額給付金の関連法案について、採決を20日以降にすべきだとの考えを表明した。同法案が参院で野党多数で否決されれば衆院で再可決できるようになるが、小泉純一郎元首相が12日、再可決に慎重な見解を表明。民主党は14日からロシアを訪問する小泉氏の帰国後に参院採決を先送りし、自民党内を揺さぶる構えだ。

 輿石氏は小泉氏の発言について「私たちの声を代弁してくれている」と評価。定額給付金財源特例法案について「少なくとも小泉さんのお帰りを待って(採決を)していけばいい」と語った。

 鳩山由紀夫幹事長は13日午前の千葉市内での集会で「小泉氏は反対するに違いない。『小泉チルドレン』も同調すべきだ」と造反拡大を呼び掛けた。そのうえで「(麻生太郎首相は)今すぐにでも総辞職すべきだ」と強調した。

(NIKKEI NET 2009年2月13日 11:06)

つまり輿石東は、曲がりなりにも富の再分配の効果を持つ給付金を、新自由主義者なら当然の立場から批判したコイズミが、「民主党の声を代弁してくれている」と評価したわけだ。これは、断じて聞き捨てならない発言である。輿石東社会党出身の議員のはずだが、その輿石がここまで新自由主義に染まっていようとは、あきれるばかりだ。それもこれも、給付金を、より強力な再分配を求める立場からではなく、「バラマキ」なる新自由主義者の好む言葉を用いて批判してきた民主党の姿勢が招いた、許せない新自由主義へのすり寄りである。

コイズミチルドレンにコイズミへの同調を求める鳩山由紀夫の軽薄な呼び掛けにいたっては、脱力感あるのみだ。まるで、コイズミチルドレンに向かって「民主党においで」と手招きしているようにさえ見える。

こんなざまでは、民主党に投票する気など失せてしまうが、残念ながら選挙区では自民と民主の一人ずつしか立たないので、選挙区はどうしようもない。しかし、比例区では間違っても民主党に投票する気などしない。