kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

大原麗子死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0806/TKY200908060293.html

以下引用。

 俳優の大原麗子さん(62)が6日、東京都世田谷区の自宅で死亡しているのが見つかった。警視庁は病死の疑いが強いとみている。

 成城署によると、大原さんの弟から同署に3日、「2週間前から姉と連絡が取れない」と通報があった。6日になって弟の都合がつき、同日午後7時すぎ、署員とともに大原さん宅に入ったところ、2階の寝室のベッドで大原さんが仰向けになり、死亡していた。死亡から2週間以上経過しているとみられる。

2週間前ということは、7月下旬、麻生首相衆議院を解散した頃に亡くなったものだろうか。人気女優の寂しい最期だった。
大原さんのドラマで最後に覚えているのは、1998年のNHK大河ドラマ徳川慶喜』だった。このドラマは、最初の数回しか見ていない。それ以降、10年ほどもほとんどお目にかからなかったが、昨年秋に奇病にかかって闘病されていることをネットで知った。確か、癌も発症されているとのことだったので、死去の知らせ自体には驚きはしなかったが、死亡から2週間も放置されていたことにはさすがに驚いた。

 テレビでも活躍し、NHKの大河ドラマ勝海舟」「獅子の時代」などに出演。「春日局」では主役を演じた。石立鉄男さんと共演した「雑居時代」などもヒットした。「すこし愛して、ながーく愛して」のコピーで知られるウイスキーのCMでも話題を集めた。

石立鉄男の相手役として「雑居時代」(1973年〜74年)に出ていたのは、再放送で見たことがあるが、当時の大原麗子はまだ垢抜けていなかった。石立とは、のちの「気まぐれ天使」(1976年〜77年)でも共演していたと記憶している。この頃にはだいぶ垢抜けしてきていたが、どういうわけか途中でヒロインが酒井和歌子に交代してしまった。

私がブログ「きまぐれな日々」を開設する時、表記を「きまぐれ」にするか「気まぐれ」にするかでちょっと迷ったが、その時に星新一の作品「気まぐれ指数」及び「きまぐれロボット」とともに思い出したのが、このドラマ「気まぐれ天使」だった。結局、ありふれたブログ名ではあるが、漢字表記よりは平仮名表記のほうが、使う人がまだしも少ないだろうと思って「きまぐれ」を選んだのだった。

一昨年に石立鉄男が64歳で死んだ時にも若死にだなあと思ったが、大原麗子は石立よりさらに2歳若い62歳での死去。女性と男性の平均寿命の差を思えば、若死にと思った石立鉄男よりさらに10年ほど早すぎる死だった。

ご冥福をお祈りしたい。