kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

河村たかしに理解を示してきた大谷昭宏が河村の辞意表明を批判しているが

asahi.comに出ていた、ふざけた河村たかし提灯記事*1は、朝日新聞本紙では社会面に出ている。東京本社発行14版では、「橋下氏とも連携 影響力拡大狙う」という見出しとともに、記者会見する河村の写真が出ているが、毎日新聞のサイトにあるような渋面ではなく、会見でしどろもどろになったことにも触れられていない。

しかし、さすがの朝日も多少はバランスをとろうとしたようで、「市政の私物化 市民は戸惑う」という見出しで、大谷昭宏のコメントを載せている。とはいえ、大谷は河村に理解を示しているジャーナリストである。

asahi.comには出ていないようだが、以下紙面から引用する。

「市民税減税」や「議員報酬半減」など河村さんの主張は地方自治にとって大きな課題で評価もするが、任期半ばにも差しかからない段階での辞任というのは、市政の私物化と言われても仕方がない。タッグを組む大村さんが、河村さんの圧倒的な人気を背景に知事選を有利に進めたいという政治的思惑も感じる。市議会解散リコールは不成立の公算が大きいにしても、有効署名35万という数字は大きな民意の表れだ。議会側が歩み寄りの姿勢を見せている中で、それを無視してまた一から選挙で対峙するということに、市民は大きく戸惑い、嫌気が差すことにならないだろうか。
朝日新聞 2010年11月27日付掲載 大谷昭宏のコメント)


市民税減税や議員報酬半減を評価している時点で大谷昭宏もダメだと思うが、その大谷でさえも河村を批判している。

だが、かつての郵政総選挙や昨年の政権交代総選挙を見てもわかる通り、みんな選挙が好きなのだ。河村はそれをよく知っている。岡田克也が言うところの「究極の税金の無駄遣い」を名古屋市民は許してしまうだろう。大村秀章は、昨年の総選挙では確か比例復活組だったと思うが、親しみやすいキャラクター?(笑)のせいか自民党の政治家の中では人気が高い部類だ。河村の名古屋市長選とのダブル選挙になったら、民主党自民党が誰を立てても勝ち目はない。

そもそも大谷昭宏らお追従コメンテーターたちが河村を増長させてきたのだ。大谷が河村の市民税減税や議員報酬半減を評価するのであれば、任期半ばにも達さないのに辞めてダブル選挙を行う河村の「税金の無駄遣い」にも言及し、ポピュリスト・河村をさらに強く批判すべきだった。