kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

河村たかし、記者会見でしどろもどろ

朝日新聞河村たかし提灯記事を読んで、大手マスコミはもうこんな報道しかできないのかと思っていたが、岸井成格主筆就任以来、全く何の期待もしていなかった毎日新聞に、河村を痛烈に当てこする記事が出ていた。


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101127k0000m010141000c.html

河村名古屋市長:会見でしどろもどろ 辞職表明


 名古屋市河村たかし市長(62)は26日午後の記者会見で、来月下旬の辞職を正式表明した。河村市長は辞職理由について、市議会解散請求(リコール)をめぐる署名問題での引責を再度強調したが、知事選に出馬を予定する大村秀章衆院議員(50)の選挙戦を有利に進める狙いは明白で、記者から理由を問われてしどろもどろになる場面もあった。

 河村市長は「署名された方の意思を自分なりに受け止めて、もう一回市長選の場で意見を聞きたい」と署名が法定数に届かなかったことを理由の第一に挙げた。開会中の11月定例会では、市長がこだわる市民税10%減税や議員報酬半減条例案に一部会派が歩み寄る動きも出ていたが、「(議案が)通ったとしても辞めたと思う」と説明した。

 現在支援団体らが進めているリコール署名の効力の異議申し立ての結果、一転して法定署名数に達した場合でも「一応こういう数字が出たので……」と辞職方針は変えない姿勢を見せた。【高橋恵子


毎日新聞高橋恵子記者は、同社の中部報道センター所属で、河村たかしに対しては是々非々のスタンスをとる。今年8月25日付「記者の目」(リンク切れ)には、下記のように書いていた。

 市長が市民から直接選ばれた重みは尊重されるべきだ。だからと言って、自分と意見が違う議会を「市民の縮図でなくなった」と断じて解散を扇動する行動にはどうしても疑問が残る。市長の狙いは来年2月の知事選に合わせて議会を解散し、自ら設立した地域政党減税日本」から市長派候補を立てると共に、自身も辞職してトリプル選を仕掛けることだ。「二元代表制の趣旨を否定する危険な行為」(横井利明議長)との批判が相次ぐのもやむをえない。

 自分の給料を年800万円に削減したことを「今でもおかあちゃん(妻)に怒られとる」とうれしそうに笑う河村市長。子どもじみた素顔から独裁者になろうという野心は見えない。行き詰まった状況を打開するため、市長公約に託された民意の優位性を日本中に問う手段としてリコールを主導していると信じたい。


河村に対して中立の記事を書く記者の記事が新鮮に見えるほど、マスコミの報道の主流は「河村たかしマンセー」に流されている。

この状況は、大阪の橋下徹報道よりもひどいのではないか。