kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

懲りない民主党。民主党は堂々と党員・サポーターの審判を受けよ

http://www.asahi.com/politics/update/0606/TKY201106060132.html

「ポスト菅」選び方焦点 議員限定?党員も?はや神経戦

2011年6月6日13時37分


 菅直人首相が退陣した後の民主党代表選のあり方をめぐり、党内で早くも神経戦が始まった。投票権を国会議員に限るのか、党員・サポーターに広げるのかが焦点だ。国会議員に限れば小沢一郎元代表の影響力が大きくなる可能性がある。

 「国会議員だけで選ぶとしたら、党員やサポーターは承服しない」。菅首相と親しい北沢俊美防衛相は4日、訪問先のシンガポールでの記者会見で、党員・サポーター(昨年夏で約34万人)が参加した形で代表選を実施すべきだとの考えを強調した。

 菅首相が来年9月の民主党代表の任期まで続投した場合、党員・サポーターが参加する正規の代表選が行われる。一方、任期途中で辞任した場合は国会議員だけが参加する両院議員総会の投票で選ぶこともできる、と党規約は定める。

 民主党は結党以来、代表が任期途中で辞めた場合はいずれも両院議員総会で後継者を選んできた。党員・サポーターが投票したのは任期満了を迎えた2回だけ。直近は、首相と小沢氏が対決した昨年9月の代表選だ。国会議員票は菅首相206票、小沢氏200票と大接戦だったが、菅首相が党員・サポーター票で圧勝して代表に選出された。


asahi.comではここまでだが、昨日(6/6)の朝日新聞夕刊には続きがある。以下引用する。

 小沢氏のグループは約150人にのぼり、今回の内閣不信任案政局でも「数の力」を見せつけた。

 北沢氏は不信任案をめぐる小沢氏らの動きを「国会議員で醜く争った」と牽制。中間派の若手は「小沢氏らの影響力を薄める必要がある」と、北沢氏らの考えに同調する。これに対して小沢氏側近は警戒を強め、「菅首相がすぐ辞めなくてもいいように、党員・サポーターにも投票権を与える手続きの時間が必要という理屈を持ち出している」と反発。首相の延命策だと批判して両院議員総会での投票に持ち込みたい考えだ。

(2011年6月6日付朝日新聞夕刊(東京本社発行最終版)1面掲載記事より)


なんだかすごく違和感満載の記事だ。小沢一郎のグループって、150人って書いてあるけど15人の間違いじゃないかというのが一つ。

それと、この件で思い出したのは、一昨年5月の小沢一郎退任に伴う代表選を、電光石火の早業で両院議員総会の投票に決めて鳩山由紀夫を選ばせたのは小沢一郎だったことだ。今回は小沢は野に下っているからそうはならないだろうなと予想する。

まあ、代表選なんかに時間をかける必要はないだろうけれど、党員やサポーターに審判を下させた方が良い。民主党員で今回の小沢一派の動きを「支持しない」人は86%という世論調査共同通信が出していたから、「小沢印」の候補者は党員・サポーターから支持されるはずもないし、そもそも小沢派が推薦したというだけで代表選の情勢が悪くなるから、小沢派は派としての推薦候補さえ出せないのではないか。そもそも「小沢派」なるものが現在も存在するのかさえ疑問だ。

その結果、菅抜き小沢抜き民主・自民・公明大連立政権になろうが知ったことではない。民主と自民の長老が抜けた大連立政権と、森喜朗伊吹文明小沢一郎が組んでできたかもしれなかった幻の大連立政権のどちらがマシだったかなどとは、考える気にもならない。

勝手にしてくれ。