一昨日だったか昨日だったかの朝日新聞に、民主党代表選5候補の原発政策の位置づけで、「原発にもっとも積極的」と書かれていたのが海江田万里だった。
それが、テレビ朝日のサンデーなんとかを見てたら、いやPCに向かいながら音声だけ聞いてたら、小宮悦子が「前原さんと海江田さんははっきり『脱原発』ですね」などと言っていたので耳を疑った。
画面に映し出されたフリップを見ると、脱原発について前原誠司と海江田万里に「○」、他の3候補に「△」がついていた。よく見ると、前原誠司の欄には「20年で原発ゼロ」という以前からの主張が書かれていたが、海江田万里の欄には「40年で原発ゼロ」と書かれていた。原発を新設せず古い原発を廃炉にしていけば自然に達成できる目標ではある。
海江田は、従来は原発推進論者だったが、「仲間と話し合って」、「脱原発」に考えを改めたと言っていた。明らかに世論に浸透している「海江田万里=原発推進派」というイメージをごまかすための偽装だ。「40年で脱原発」なのだから、海江田が総理大臣になったら、現在定期点検中の原発は1基残らず再稼働させることは火を見るより明らかだ。「○」を頂戴した海江田より「△」をつけられた馬淵澄夫の方がよほどまっとうなことを語っていた。
それにしても、海江田万里のあまりの軽さには笑ってしまった。
まさしく、「担ぐ神輿は軽くてパーがいい」だ。