毎日新聞が9月末に「野田3原則」というのをスクープ（？）していたらしいことを今頃知った。
毎日新聞OB・牧太郎のブログより。
http://www.maki-taro.net/index.cgi?e=1547
（９月）２６日の朝刊で「野田３原則」をスクープした。筆者は小山由宇記者。
野田佳彦首相が就任直後、政権運営について（１）余計なことは言わない、やらない（２）派手なことをしない（３）突出しない−−の「３原則」を側近議員らに指示していたことが分かった…とスッパ抜いた。
うーん、おみごとなスクープ、と言いたいところだが、ちょっとパンチが足りないように思う。
「3原則」に従って「安全運転」をしているように見せかけて、その実ろくでもないことをあれもこれも実現しようとしているのが「野ダメ」だからだ。原発再稼働、原発の輸出、武器輸出3原則の見直し、沖縄米軍基地の辺野古移設、消費税増税、TPPなど目白押しである。
似たような政権が昔あった。そう、植草一秀が大好きな小渕恵三政権だ。周辺事態法（日米ガイドライン法案）、通信傍受法、国家・国旗法、それに労働者派遣法の改定、などなど。よくこんなに悪行を重ねたものだと思うくらいいろいろやった。安倍晋三も2006年末に教育基本法を改定し、改憲に向かって猪突猛進していたが、2007年に入って急に失速し、参院選で惨敗したあげくに腹をこわして政権を投げ出したから、小渕にはかなわない。
「野ダメ」政権は、このペースでいくと、その小渕内閣以来の悪の限りを尽くす政権になりかねない。
