kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本未来の党・衆院選当選議員の「えらぼーと」回答結果

衆院選が終わったので、日本未来の党所属の当選議員9人の毎日新聞えらぼーと」への回答結果をいくつか見ておく。

  • 問14:日本の核武装について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。
    • 「将来にわたって検討すべきではない」と答えたのは、村上史好議員と青木愛議員を除く7議員。
    • 「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」と答えたのは、村上史好議員。
    • 回答しなかったのは、青木愛議員。


「極右」といえる超タカ派の議員が旧民社の村上史好で、村上に次ぐタカ派小沢一郎亀井静香小宮山泰子らだといえそうだ。阿部知子の回答は典型的な社民党議員のそれであって、他の議員とは明らかに思想信条が異なることが見て取れる。また、青木愛畑浩治は主義主張が薄弱(自分の考えがない)と思われる。

消費税増税法案についてだが、質問に難があり、「廃止すべきだ」という選択肢が法案を指すのか消費税そのものを指すのか明確ではない。ただ、「今の5%を維持すべきだ」という選択肢(阿部知子はこれを選んでいる)があるので、「廃止すべきだ」は消費税そのものを廃止すべきだと言っているようにも見える。そうだとしたら、たとえば小沢一郎にとっては20年前の「日本改造計画」と比較して大きな方向転換である。一方と、日本未来の党減税日本を仲間に引き入れたことを考慮すると、小沢は所得税などの減税も(こちらは昔からの思想をそのままに)考えているに違いないから、どうやって税収を増やすつもりなのだろうかと訝ってしまう。しかも基礎年金制度も「全額税方式」というのだからなおさらだ。安倍晋三らの「上げ潮理論」をさらに過激にしたような、トリクルダウンどころではない富裕層からの富のだだ漏れが、何もしないのに勝手に起きるという超常現象でも考えているのだろうか。小沢一郎やその追随者たちの態度はあまりに無責任と言わざるを得ない。これでは衆院選に惨敗したのも当たり前だ。

あと、定数削減の件だが、削減に反対しているのは阿部知子だけで、選挙区で落選した小宮山泰子鈴木克昌村上史好玉城デニー畑浩治の5議員は比例代表の削減を訴えている。自分たちの議席は、次の選挙では要りませんよと言っているのだろう。

阿部知子(及び亀井静香)を除いて、小沢一郎にコバンザメのようにくっついている人たちばかりだから、こんなぶざまな回答になる。こんな議員たちに期待しろというのは無理な注文だ。