kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

滋賀県知事選、読売は「小鑓・三日月氏が横一線」

滋賀県知事選の情勢報道だが、読売はなんと小鑓隆史の名前を三日月大造より先に出してきた。

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140705-OYT1T50126.html

小鑓・三日月氏が横一線…滋賀県知事選情勢分析

 13日投開票の滋賀県知事選について、読売新聞社世論調査と取材を基に情勢を分析した。小鑓隆史氏と三日月大造氏が横一線で激しく競り合っている。

 ただ、有権者の2割弱は態度を明らかにしていない。

 小鑓氏は、推薦を受けている自民の支持層の7割以上に浸透し、公明支持層もほぼ固めた。無党派層の2割も支持する。

 嘉田由紀子知事から後継指名を受けた三日月氏は民主支持層の9割をまとめ、無党派層の5割近くから支持を得ている。

 坪田五久男氏は共産支持層の9割近くを固めた。

 調査は3〜5日、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1406世帯の中から752人の回答を得た。回答率53%。

          ◇

 小鑓(こやり) 隆史(たかし) 47 無 新 (元)経産省職員〈自〉〈公〉

 坪田(つぼた)五久男(いくお) 55 無 新 共産党県役員〈共〉

 三日月(みかづき)大造(たいぞう) 43 無 新 (元)衆院議員

 (届け出順、〈 〉内は推薦政党。(元)は前職を含む)

(読売新聞 2014年07月06日 09時44分)

マスコミ各社の情勢報道は、他に朝日が「三日月氏やや先行」、共同通信が「三日月氏、小鑓氏が競り合い」となっている。朝日の調査については既に紹介した*1ので、以下に共同の調査結果を示す。

http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014070501001525.html

滋賀県、三日月と小鑓氏が接戦 知事選情勢

 共同通信社は4、5両日、無所属3新人が争う13日投開票の滋賀県知事選を前に電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。元民主党衆院議員三日月大造氏(43)と元経済産業省官僚小鑓隆史氏(47)=自民、公明推薦=が競り合い、共産党県常任委員坪田五久男氏(55)=共産推薦=が追う展開だ。

 ただ4割は投票先を決めておらず、情勢が変化する可能性がある。

 三日月氏は2期務めた嘉田由紀子知事から後継指名を受け、民主党も事実上、組織的に支援。

 小鑓氏は、自民党石破茂幹事長や菅義偉官房長官らの応援も得て県内を回る。坪田氏は共産以外の支持に広がりを欠く。

共同通信 2014/07/05 20:54)

朝日の記事にある「やや先行」というのは、実際にはかなりの大差がついていることを示すので、読売との予想の隔絶にはびっくりだ。両紙の記事を比較してみると、朝日が「小鑓氏は、推薦を受けた自民支持層からの支持が7割ほどにとどまり、無党派層からの支持は3割ほど」と書いているのに対し、読売も「自民の支持層の7割以上に浸透し、(中略)無党派層の2割も支持する」と書いている。また、三日月大造については、朝日は「民主支持層をほぼまとめ、無党派層からも6割を超える支持を受けている」、読売は「民主支持層の9割をまとめ、無党派層の5割近くから支持を得ている」としている。両社の調査を比較して著しく異なるのは、自民支持よりも比率が高いと見られる無党派層の動向であり、両候補いずれについても朝日の調査より読売の調査の方が無党派層の支持が少ないが、その差は三日月大造の方が大きい。つまり、読売が「未定」と判断した層に朝日はさらに突っ込んで聞き、その結果それらの層には、三日月氏寄りの有権者の方が小鑓氏寄りの有権者よりも多かったのが、調査結果を分けた原因だろう。そう考えると、来週の投開票日(13日)の投票率が結果を大きく左右すると考えられる。もちろん投票率が高ければ三日月氏が有利で、低ければ小鑓氏にも勝機があるということだ。

なお、今回の滋賀県知事選には、共産党候補(坪田五久男氏)が出馬しているので、またぞろ「小沢信者」が何やら坪田候補と共産党を誹謗中傷するかもしれないが、信者には小沢が滋賀県知事選について何かコメントしているかどうか調べてから物を言えと言っておく。この記事を書く前に「滋賀県知事選 小沢一郎」を検索語にしてググったところ何も出てこず、私がさっき書いたばかりの下記記事が2番目に表示されるありさまだった。


そのほかに、こんな記事も見つかった。

嘉田由紀子は、小沢一郎に引っかかってさえいなければ、楽勝で3選を果たしていたに違いない。