kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小池百合子の人気の秘密?

予想通り、「安倍晋三は嫌いだが小池百合子には期待する」方自身からのコメントはいただけていない。まあ応援する小池百合子の悪口ばかり書いているブログにそんなこと教えてやれるか、と思うのは当たり前だし、それ以前に『きまぐれな日々』はもうすっかりアクセス数が減ってしまった。そんな中、お父上が「グローバルインテリ」層に属するという方から貴重なコメントをいただいた。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1464.html#comment20122

はじめまして、度々ブログを拝見していました。私の父がまさにブログ主さんの挙げるグローバルインテリの都市部中間層で自民嫌いで小池好き(確か小沢も好きだったような)なので、父のことを書きたいと思います(私はどちらかというと保守です)。

まず結論から申しますと、そんな父は左派ではありません。投票歴を辿れば左派のそれですが、政治信条そのものはかなりのタカ派ではないかと思われます。なぜ左派に投票していたかといえば、単に改革志向で古い自民党的体質が嫌いなだけで、福祉の拡充には特に興味はないようです。軍国主義的なものは嫌いですが国防には好意的です。とにかく無駄を削って不当に儲けてる連中から金を奪えば豊かになると、そういう思想だと理解しています。

ここからは私の意見なんですが、そもそも都市部の中間層が自民党を嫌うのは『農家や土建屋ばかり優遇して真に優秀な我々が不当な扱いを受けている』という、まあ事実かどうかはともかく、そういう階級意識的なものもかなりあったように思えます。受験のヒエラルキーから続くホワイトカラー至上主義といいますか、とにかく善意や正義感から出た思想ではそもそもないわけです。バカは貧乏でいいって多分本気で思ってます。小池のような人間による既得権益の打破というのは、そういった人達にとってはかなり魅力的に映るんですね。パッと見いい感じに知的で好戦的ですし。ケンカも上手いし。そもそも「田舎の既得権益者のための政党自民」が嫌いなだけなので、小池が新党作ったらもっと喜ぶんじゃないですかね。

福祉の拡大に興味がないのもそれで説明が付きます。そもそもそういう中間層は、真面目に働いて小金持ちまではなんとか来れてもその先の領域に手が届かないのです。ちょっと収入が高くなると税金やら何やらがググッと上がり、そこで人生の終わりまで足掻いている。もうちょっと先に行けたら一気に楽になって自由に動けるのに……。そんなことを考えている時に高負担高福祉と言われても、賛成できないですよ。死ぬまでやっていける貯金も住処もある、その先が問題なのに?富裕層なんて大した数いないし連中はその財力だのコネだのでいくらでも節税の仕様がある。高負担で本当に割を食うのは我々じゃないか!永遠に奴らの仲間入りができなくなってしまうぞ!

とまあ最後は妄想ですが、私は「今まで左派としてカウントされていた票の一部は別に左派の票ではなかった」というのを自身の体感として置いていきたいと思います。私の書いたような人の票が大きく上乗せされていただけで、元々日本のリベラル思考の人はかなり少ないのでは?

2017.02.20 23:10 キッチンヘーハー


階級意識的なものがあるとか、もともと日本にリベラル思考の人はかなり少ないというのは当たっているように思います。

今思いついたんですが、都市部の小池百合子支持者は、1978年に「納税者の反乱」を起こしたカリフォルニアの保守層に近いんじゃないかとも思います。キッチンへーハーさんのお父上は「確か小沢も好きだったような」とのことですが、小沢一郎をめぐっては、一時小沢を「日本版ティーパーティーの指導者」として担ごうとしていた副島隆彦とか、副島の弟子である中田安彦(「アルルの男・ヒロシ」)などという新自由主義者たちがいて、彼らはある時期小沢の熱狂的な支持者たち(いわゆる「小沢信者」)の支持を受けていました。

この記事を書いている最中に、id:suterakusoさんから『きまぐれな日々』にコメントをいただいたことに気づいたので書きますが、かつて参院選山口選挙区とか衆院選山口4区などから民主党公認で立候補した戸倉多香子氏(ブロガーとしても著名だった。確か現在は民進党所属の山口県議)もよく「アルルの男・ヒロシ」のブログから引用していたものでした。しかも小沢一郎本人も「国民の生活が第一」の看板を掲げておきながら、一方で河村たかしの「減税日本」を支援したり、民主党から分かれてスローガンと同名の政党を立ち上げた頃には「私の考えは橋下市長と同じだ」と口癖のように言っていたような人ですから、「政権交代」の頃に小沢一郎に惹かれていた人たちの間にもリベラル思考の人間などほんの一握りしかいないと私は確信しています。

その「小沢組」から最近正式に脱退を表明したブログより。

【共謀罪】来月7日閣議決定へ+【豊洲市場】百条委員会設置の公算+【トランプ-】就任から4週間.これまでにトランプーが言った嘘.誇張.ごまかしの数々80件のリスト : 晴天とら日和 (SEITEN TORA BIYORI)(2017年2月19日)より

(前略)
小池の狙いはなんだ?


豊洲に移るの移らないの、
薬物が出て来たナンタラカンタラ、
五輪がドウタラコウタラ、
ウダウダ言いながら時間だけで過ぎて、
話題や疑惑を引っ張るだけ引っ張っていく手法だよね。


都議選まで
話題や疑惑などを引き伸ばす!
サッサとやればトットと解決するハナシでも、
引き伸ばせるだけ引き伸ばす!
小池が主導する都議選を有利に運ぶために!


参考人なんてウダウダ言ってないで、
初めから「百条委員会」を設置して開催すれば、
今頃までウダウダ言うことはなかったわけで、…。


小池のやってることは、
正にこれだわw
これ以外にはありませんよ。


ヤリテ?
将来、総理を目指していることはハッキリとしたこと。
そのことのワンクッションを有利に闘うこと。
小池の思いって、これだと思うね。


そこには、
都民も、国民もいませんから。


ただあるのは、
自身の権勢欲だけですから、残念ー!


こんな女に、
ワクワクするようでは政治もオシマイだわな。
と、思いますけど。


ほんと、その通りだよね!

また、下記は小池百合子に「ワクワク」しているブログのコメント欄から生まれたブログ『51%の真実』より。「×××が○○を産む」(まあ○○も一昨年のツバメのかたきではあるけどw)とか「×より○し」などとは申しませんが。

懲りない民進党のブーメラン芸と南スーダンPKO撤退(+蛇足の小池評) - ニューストピックス(2017年2月21日)より

(前略)
●国民が望んでいるのは、当たり前のことを当たり前に判断して、常識的な行動をする政治家なのだと思う。

以下蛇足です。

●今の小池都知事はそのような国民の心理をよく理解して、自分はそんな政治家なんだと国民に思いこませる方法を、一生懸命知恵を絞って考え演じているのだ。本質的には自分の目的の為には手段を選ばず、国民は二の次のはずの小池都知事が人気を博しているのは、ひとえに小池氏が詐欺師的素養と自己プロデュース力において、天才的な才能を持ち合わせているからに他ならない。そしてそんな自分に陶酔し更に自己暗示によって、演技にますます磨きがかかって行っている。

●以上が今の状況で、小泉氏(よりは更に狡猾で上昇志向が強く)や橋下氏(よりはエスタブリッシュメントに対するコンプレックスが少なく)、そしてトランプ氏(よりは穏便そうに演じられるのでたちが悪い)と同じ分類にカテゴライズされる人物に思える。


いやあ実にうまいこと表現するなあと感心した。これぞ小池百合子の本性だ!


P.S.

実は一昨日の日曜日、たまらなく憂鬱な気分に駆られたのだが、それは2009年の政権交代総選挙の投票日直前に感じたのときわめてよく似た気分だった。
先日の千代田区長選虚*1で端的に示されたように、小池百合子の人気はおそらく本人の予想を超えて過熱しており、小池の当初の思惑にはおそらく反すると思うが、小池は国政選挙でも安倍自民と正面衝突せざるを得なくなるのではないか。「安倍自民」対「小池新党」の対立構図など見たくもない、それこそリベラル根絶やしの世界だよ、と予感してひどく憂鬱になったのだった。実は政権交代選挙の直前にも悪い予感しか私は持っていなかった(そのことは当時も少しだけ書いた)。

*1:たまたまこのように誤変換されたが、あえて修正しないでおいた。昔、掲示板投稿者時代に時々使った「虚人」ないし「虚塵」(もちろんプロ野球の読売球団を指す)を連想させる。