kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「森友学園の疑惑はネポティズム(縁故主義)の典型」(舩田クラーセンさやか氏のツイートまとめ)

少し古いが、3月20日に発信された下記のツイート及びそこからリンクされている舩田クラーセンさやか氏のツイートのまとめが、森友学園事件(アッキード事件)の本質を突いていると思う。

https://twitter.com/shigeto2006/status/843752030216708097

osaka shigeto
@shigeto2006

森友学園の疑惑はネポティズム縁故主義)の典型でもあるわけで、こんなのを野放しにしていたら経済にも悪影響を及ぼす。経済政策を理由に安倍政権を支持する人こそ、批判すべきだと思うけど。 / “森友学園問題から見えてくる「トップからボ…”

2:12 - 2017年3月20日


森友学園問題から見えてくる「トップからボトムまでの戦前回帰運動」&縁故者には様々な便宜が! - Togetter より

2017-03-19 16:48:12

まったくそう。ご自分の口で説明されるべき。ちなみに、一連の出来事を踏まえると、これは典型的なネポティズム縁故主義)。アフリカの独裁/権威主義国によくあった/る政治手法です。つまり権力を握る者(大統領夫人含む)が自分の近辺の者に次々に便宜を図る<=未だこの用語が使われないのが疑問 https://twitter.com/CybershotTad/status/843249240017059841


2017-03-19 16:51:58

で、アフリカの国々のネポティズム縁故主義)はバッドガバナンス(悪い統治)の根幹問題として、西側援助国(日本も)も糾弾。政権交代を前提とする民主化支援(野党支援)に援助を出してたのは、これが背景です。長期政権は腐敗しネポティズムが蔓延るからと。<=今の日本の政権に符合しません?


2017-03-19 16:59:44

ルワンダ大虐殺の社会背景にはヘイト的国民運動が。これを奨励したのがフトゥ至上主義の与党。危険は「内なる敵(少数トゥチ)」とその同盟者(周辺諸国)からと煽動。世銀IMFによる緊縮財政で暮らしが悪化した民衆の不満を吸収。が、真の狙い=「民主化による政権崩壊回避」←似てますよね。


2017-03-19 17:05:55

#森友学園 問題で分かったのは、政・官・財・教育・宗教・地域を巻き込んだ「上から下までの一大運動」が既に展開されていたということ。森友=籠池問題だと本質を見失う。この「運動」は、冗談の様だが「戦前戦中社会の復活運動」であり、改憲を頂点に着々と進んでた。運動にとり教育は肝だった。


2017-03-19 17:12:23

だから収賄的な便宜供与問題だと思込むと見誤る。「トップからボトムまでの戦前回帰運動」として展開され、関わることで縁故者になれ、ネポティズム/縁故主義故に、様々な便宜が図られる。ルワンダ虐殺時に形成された新家産(親分=子分)国家体制に酷似。繋がった人間関係の網が持ち場で運動遂行。


2017-03-19 17:19:30 

「運動」である以上「思想」と「敵」は肝。必ずしも金銭授受の必要なし。ただ「仲間意識=縁故」とそれへの「恩・従」は不可欠で、この体制が「パトロン=クライアント/親分=子分関係」と呼ばれる由縁。親分にくっつけば怖いものなし。後「自分(国と言換え)の為に死ねる子分教育」が必要に=森友


2017-03-19 17:33:37

すごく反応があり驚いていますが、日本のテレビ・新聞は、政治学者をコメンテータとして招いていないのですか?タレントさんにコメントしてもらっている場合じゃないほど、深刻な状態です。政治学社会学歴史学の研究者の大いなる出番です!類似現象は過去にも他国にもあり、破滅に行き着きました


2017-03-20 00:32:36

ついでに可能なら追加頂ければ〜(仕組み分からずすみません)→今の日本の現象を説明できるもう一つの政治学用語があります。「公式野党」です。「競争制/選挙制権威主義」の国によくあるのですが、「野党なのに(の機能を使い)大統領や与党の補完的な役割を果たす政党」。どの党と言いませんが! https://twitter.com/buu34/status/843429119996059649


舩田クラーセンさやか氏の論考においては、私のような市井の素人が「『極右勢力が仕掛けた思想戦』としての側面」と「『安倍昭恵夫妻による国政の私物化』としての側面」という風に分けて考察していたことがみごとに統合されている。大いに感心した次第。

なお、「政・官・財・教育・宗教・地域を巻き込んだ『上から下までの一大運動』」については、10年ほど前に村上正邦について書かれた魚住昭の本(私はあの本があまりに村上正邦の主張に沿って書かれすぎている印象を受けてイマイチ好きになれなかったので古本屋に売り飛ばしてしまったが、持っておけば良かったかもしれないと今では思う)を読んで以来、いちおう認識はしている。それこそ今の日本会議の流れだよね。