kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

13年参院選といい、22年参院選といい、野党第1党が保守中道に寄るだの左派色を薄めるだの批判を抑えて提案型になどという路線で戦った選挙は、目も当てられないひどい結果になっていることは忘れない方がいい(げそ氏のXより)

 少し前に「ななしさん」というXアカウントの泉健太支持系の新自由主義者にして立民右派支持者を批判した記事を公開した。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 その「ななしさん」は相も変わらず枝野幸男をdisっている。

 

 

 

 

 この人はなぜ維新を支持しないのだろうかと不思議でならないが、立民には確かにこういう支持者が少なからずいるわけで、泉健太はそういう支持層に支えられてきたわけだ。

 しかし今回の代表選で、立民の国会議員のうち中間派ないし右派の間にも、泉支持系と反泉支持系の党内権力抗争があって、どうやら後者が多数だったらしく、彼らが担いだ野田佳彦がどうやら今回の代表選でほぼ独走状態にあるらしい。

 立民代表選は下記3パターンのいずれかになると思われる。

  1. 1回目の投票で野田佳彦が当選
  2. 野田佳彦枝野幸男の決選投票になって、野田佳彦が当選
  3. 野田佳彦泉健太の決選投票になって、野田佳彦が当選

 私は上記のいずれかになるだろうと思っているので、立民代表選について書く意欲が失せてきている。

 ただ、今までも泉健太体制だったから、泉から野田に代わったところで、そんなに大きく変わることはなかろうと思っている。

 

 

 上記Xに対する下記の反応を「ななしさん」がリポストしているが、それには私も同感だ。

 

 

 ただ、容易に想像がつくことだが、この人は野田佳彦を支持している可能性が高い。たとえば下記のポストがあった。

 

 

 さすがにこれはあり得ない。衆院補選、特に東京15区の結果を見て、手塚仁雄蓮舫も「勝てる」とみて立候補したら、小池百合子はピークは過ぎたとはいえ相変わらず強いわ、ネオリベに親和的な層は石丸伸二にかっさらわれるわで想定していなかった大大大惨敗に終わってしまったのだ。これで泉の無投票当選か、と思われたところに前代表にして創業者の枝野幸男が手を挙げたから、泉にも続投させたくはないが枝野にも返り咲かせたくない小沢一郎の暗躍などもあって、野田へ野田へとの流れが起きたのだった。手塚仁雄から見ると「結果オーライ」に過ぎず、グループの幹部だった蓮舫を失ったダメージはやはり大きかったとみなければならない。

 ただ、政界引退に傾いていた蓮舫が、野田が代表に返り咲きそうな情勢なので、政界復帰、具体的には参院比例区に出るのではないかとの観測があるようだ。やはり蓮舫は今も基本的には保守派の政治家だとみるべきだろう。

 私は手塚仁雄のように寝技専門の政治家は大嫌いなので、手塚はもう勘弁してほしいとしか思わないが。

 時々思うのは、2021年の立民代表選に、なぜ野田Gなどの「非旧希望の党」の保守系が候補を立てなかったのかということだ。彼らが候補を立てていれば今回の代表選でうすうすわかってきた立民右派・中間派内のフリクションは起きなかったのではないだろうか。

 この流れを嫌って、判官贔屓的な心情から泉支持に流れたリベラル系(たとえば藤原規眞氏などが典型例だろう)もいるようだが、彼らにも私は感心しない。泉体制成立から昨年半ばあたりまでのていたらくを忘れたのかと言いたくなる。

 まあしかし、立民代表選にしても自民党総裁選にしても、党員票等が数字になって出てくるわけだから、それには大いに関心がある。どういう人たちがこの2つの政党を支えているかがわかるからだ。

 そして、もっと重要なのはそのあとに控える衆院選だ。これが日本の有権者に対する3年ぶり、参院選を勘定に入れても2年数か月ぶりの全数意識調査にもなるからだ。

 衆院選がどうなるかは、下記Xがいえてるのではないかと思う。

 

 

 

 まあこれは本当にその通りだろうなあ。

 野田佳彦が仮に第3代立民代表になるとして、野田が2013年参院選での海江田民主党や2022年参院選での泉立民の失敗から学ぶことができているかが問題だろう。

 あるいは、維新の現状が惨憺たるものだからといって、前記「ななしさん」が望んでいるであろうような「勝ち組」の支持層を取りに行くような方向性をとっても、結果はまたろくでもないものになるだろう。

 

 

 私は比例ブロックは社民で(スターリン主義をむき出しにしている共産党には、それを改めない限り国政選挙では絶対に投票しない。地方選ではその限りではないが)、選挙区は酒井菜摘に既に決めているけれども、今の流れだと両方「死に票」になる可能性が(残念ながら)高いといわざるを得ない。比例はもう確定だけど。政局が私の都合の良い方に傾いてくれれば良いのだけれど、それにはかなり悲観的だ。

 

 

 私も野田佳彦は不支持だし、もともと比例票は民主系に入れていない。

 ただ、下記「\しらたけ/」氏Xを受けたのせつなりっとく氏の何件かの連続ポストのうち、最後のポストは悪しき偏見だと思う。

 

 

 

 

 これは「コア層」ではなく共産党中央にそういう人たちがいて、執行部を突き上げているものだろう。そういう政党だ。私見では、もともと志位和夫自衛隊に対するスタンスは松竹伸幸氏と大差なかった。

 

 

 私が悪しき偏見だと思うのが上記のポストだ。たとえば大山奈々子神奈川県議は松竹氏のシンパでもなんでもない。彼女が松竹氏問題に関して、私から見ると建設的そのものの提言だったとしかポストをしたのが昨年3月だが、それが執行部の逆鱗に触れて、田村智子代表就任早々名指しで厳しい批判を受けた。現在も大山氏は発言を相当程度制限された状態にある。また共産党にはハラスメントの案件もあり、最近では離党者も目立つようだが、その原因が安全保障問題に「右から」手を突っ込んだ結果だとは、私には全く思えない。

 ハラスメントといえば元号新選組にも深刻な案件があった。

 それが、共産党新選組の最近の不人気に現れているのではないかと思う。

 下記に三春充希氏のXをリンクする。

 

 

 都知事選後の立民の反落と維新のかなり激しい凋落が目立つが、共産も新選組も、支持率は下げ基調にある。つまり両党とも民意の受け皿にはなっていないと思われる。

 あっ、すっかり書き忘れていたが、野田佳彦の最大の懸念は維新へのすり寄りだったな。でも時間がなくなったのでそれについては改めて書くことにする。