週末ではあるが、平日はブログに割ける時間帯は限られている。主に早朝だが、衆院選後は疲れが出てしかたがない。
衆院選が終わった時からが次に向けての戦いの始まりだが、負けの総括をやらないことが一番いけない。そんなにしょっちゅう取り上げてはこないが、私が折に触れて参照しているのは地元江東区の高野勇斗区議(立民)の発信だ。
風強いけどいく🚴♂️🚩配るのはカタログギフトより、街頭では目配り、気配り、心配り🌸
— 高野はやと 江東区議会議員|東京15区 (@takano_hayato38) 2026年2月25日
カタログギフトといえば、高市が自民党の当選者全員に配ったことが話題になっているが、「立民もやってるじゃないか」と誤認したネトウヨのXが2023年に高野区議がポストした下記Xを誤爆したことを受けてのポストだ。
【江東区ウェブかわら版-第10号-6月7日(水)】防災カタログギフト、発送開始へ/5,000円相当、区内全世帯に配付… pic.twitter.com/cv49zDcFt9
— 高野はやと 江東区議会議員|東京15区 (@takano_hayato38) 2023年6月7日
誤爆したネトウヨは残念ながら自らのポストを削除してしまった。当該ネトウヨの自爆である。スクリーンショットをとっておけば良かったと思ったがあとの祭り。
上記は短かった木村弥生区政時代(2023年)に江東区が配った防災カタログギフトを周知するポストだった。私も権利を行使したのでよく覚えている。前任の区長の時代には区内の全世帯に一律に同じ防災グッズが何度か配付されたことが何度かあったが、それが区長が代わったらカタログギフトに変わった。それが木村前区長になってから決まったことか、それとも故山崎孝明元区長時代に行われた決定だったのかは知らない。そそっかしいネトウヨが、それを江東区の立民が区民に配ったものと早とちりしたもののようだが、あまりにも頭が悪すぎて笑ってしまう。だから高野区議も相手にしなかった。それにしてもなぜ江東区だったのだろうか。狙いを最初から江東区につけていたのか、それとも件のネトウヨがネット検索をかけたらたまたま高野区議のXがヒットしたのか。
なんかすみません。 https://t.co/sB8HIX2DZ8
— 高野はやと 江東区議会議員|東京15区 (@takano_hayato38) 2026年2月25日
元ポストが消えてしまったので本当に残念だが、ネット検索の画面でどういうアカがどういうポストをしたかは下記のスクショからおわかりいただけるだろう。
「夏樹蒼依」という下記アカが「立憲もカタログギフト配ってて草.」とポストしてきやがったのだった。
しかしこんなアカをフォローしている人間が11万人以上もいる。世も末である。
高野勇斗区議のフォロワーは5129人しかいない。
また酒井菜摘前衆院議員のフォロワーも1万3千人弱しかいない。
その酒井氏が戦った衆院選、東京都の選挙区で唯一得票数を前回から伸ばし、得票率もほぼ前回と同じだった元立民の中改連候補が酒井氏だったことは何度か書いた。
それを示したのが下記の表だ。
もっとも東京15区の場合、前回出馬した超強力な無所属候補(当時。現在は民民籍)の須藤元気氏が出馬しなかったという大きな効果を無視するわけにはいかないから、上記の結果だけで酒井氏を過大評価することも禁物だ。得票率は前回は19人中下から3番目で、これでよく選挙区で勝てたなと思えるくらいだ。今回は他の候補者が軒並み得票率を下げたから相対的に順位が上がったが、それでも19人中9番目の中位でしかない。
須藤氏の有無の効果については、そのうち前回須藤候補に投票した人が今回誰に投票したかのデータがどこかで示されるかもしれないから、それにアンテナを張っておきたい。
とはいえ辻愛沙子さんのプッシュなどもあり、酒井氏の知名度が全国的にも上がっていることもまた確かだ。下記はAIより。
そればかりではなく、「高額療養費」と聞くと酒井さんの名前を連想するのは私だけではないだろう。石破茂は受け入れてくれたが高市は握り潰しやがった。高市は公然と日本国民に対して戦いを挑んでいるといっても過言ではない。
とはいえ現在の国政はあまりにも荒廃しすぎている。酒井さんは2023年12月から2026年2月までの27か月に実に4度の選挙戦を戦った。うち3回が衆院選だ。平均するとおよそ9か月に一度の割合で4戦2勝2敗。しかし次はしばらく衆院選はないと予想されている。私は高市の政治が成功するとは決して思えないどころか、高市が必ずや失政に次ぐ失政を重ねることは目に見えていると確信しているけれども、過去の歴史を振り返っても、1980年、1986年、2005年と、自民党が大勝したあとの衆議院はいずれも3年以上解散されなかった。例外といえるのは2012年衆院選のあとの2014年衆院選くらいのものだ。あの時は。まだ若く50代だった安倍晋三が長期政権を狙った解散だったが、あと10日も経たずに前期高齢者になる高市は決して若くない。今回も長く解散されないパターンになるだろう。高市の長期政権はあり得ないと私は確信しているが(一番ありそうなのは高市が政権運営に行き詰まって高支持率のまま退陣する細川護熙のパターン)、その場合でも後継首相は政権運営に好都合な現在の衆議院を簡単に解散することはない。
それに「立憲野党」が地方議会からの再建を目指すなら、来年12月の江東区長選への酒井さんの再挑戦も考慮して良いのではないかと、これを書くのは確かもう三回目か四回目になると思うが、今回も改めて書く。
なお酒井さんが2023年の区長選に出る時に議員辞職せずに自動失職したことにいちゃもんをつけて、なぜ区議補選を可能にする議員辞職をしなかったのか、来年の区議選に出てくるなよ、と書いたXがあった。この人は同様の理由で三戸安弥現都議が同じ区長選に出たことも非難していたはずだから公平ではあり、確かに酒井氏も三戸都議も議員辞職して区長選に出馬する方が筋だったかもしれないが、来年の区議選に酒井さんが戻ることだけはあり得ない。なぜならそんなことをやったら有権者の票が酒井さんに集中するために立民の他の候補が不利になるからだ。公明党のような器用な票割りはできないのである(この意味からしても、地方議会での立民と公明の合流は事実上不可能だろう。しかも地方議会での議員数は公明が立民よりも圧倒的に多い)。かといって都議選も3年後の2029年だ。しかも都議会江東区(定数4)には公明党の現職がいる。酒井さんの政治家としての選択肢は限られており、衆院選か江東区長選かのいずれかへの出馬しかない。
国政では首相の高市が平然と「信を問うていないことが気になっていた」と言い放ったが、自民党総裁が変わった途端に衆議院を解散するという馬鹿げたことが行われるようになったのは岸田文雄の2021年の解散以降である。自民党総裁就任早々の衆院解散など、まだ4年あまりの歴史しかないとんでもない悪習である。2021年はそうでなくても衆院の任期切れが迫っていたが、菅義偉のままでは勝てないと見た自民党が総裁をすげ替えた。総裁就任後の早期解散という悪習はそこから始まった。さらに問題だったのが石破茂だ。石破は選挙戦中には「やらない」と明言していた就任直後の解散を強行した。news23の小川彩佳が発した「石破さんが解散するなんてフェイクニュースじゃないかと思った」という論評は実に痛烈だったが、石破の愚行が高市の暴挙に口実を与えてしまったといえる。石破の罪もまた万死に値する。高市の暴挙に対する非難だけではなく、石破の愚行に対する批判も欠かせない。
そして冒頭に触れた11万のフォロワーを持つXアカによるデマの拡散など、日本の政治をめぐる状況は乱れに乱れている。モラルハザードこれにきわまれりである。前記高野区議は江東区の政治が焼け野原と化したと評したが、今回の衆院選で日本国の国政も焼け野原と化したと私は考える。
それが現状だから、一足早く焼け野原になった江東区で、酒井さんに来年の江東区長に再挑戦していただくことも非常に良い選択肢なのではないかと思わずにはいられない。





