kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

服部龍二

服部龍二『田中角栄』を読む 〜 では誰が「福祉元年」をやるべきだったのか

服部龍二の本は前にも中公新書の日中国交回復に関する本を読んだことがあるが、この政治学者は明確に保守派と位置づけられると思う。といっても、最近のメディアやネットのいう「保守」ではない。あれは右翼とか反動などと呼ぶべきものだ。そうではなく、80…

早野透『田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像』/服部龍二『日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』を読む

以前にも書いたかもしれないが、私が物心ついて最初の総理大臣の交代は、佐藤栄作から田中角栄へのそれだった。テレビから聞こえてくる音声を通じて覚えたのは、佐藤首相、保利官房長官、ニクソン大統領などの固有名詞であり、小さな子供にとっての時間の流…