田中角栄
今日(7/27)はロッキード事件で田中角栄が逮捕された日。46年前の1976年だった。あの日の関西も暑かった。中学校は夏休みに入っていた。家に何かの工事にやってきた人たちから田中逮捕の知らせを聞いた。正午のNHKニュースを見ると、確かに田中は逮捕され、…
失礼ながら、id:hkawai69さんも「世間」の住人でいらっしゃるようですね。 下記記事のコメント欄より。 kojitaken.hatenablog.com hkawai69 社会的地位が高いとされる人が特別扱いされることはよくあると思います。橋下徹がホンの少しの熱でPCR検査をして…
次期自民党総裁・総理大臣が確実な菅義偉のスローガンは、2010年に定められた自民党綱領にもある「自助・共助・公助」だという。 官房長官、ニュース9のリモート出演では「自助、共助、公助」とフリップを出してたみたいですが、これは『新経済社会7カ年計…
服部龍二の本は前にも中公新書の日中国交回復に関する本を読んだことがあるが、この政治学者は明確に保守派と位置づけられると思う。といっても、最近のメディアやネットのいう「保守」ではない。あれは右翼とか反動などと呼ぶべきものだ。そうではなく、80…
さっき書いた記事中に引用した佐藤昭子の『決定版 私の田中角栄日記』(新潮文庫2000)から、この日記に引用しようと思っていて忘れていたことがあった。以下引用する。 (前略)田中は若い議員連中が来るたびに、地方のことは県会議員に任せればいい、君た…
少し古いが、6月29日付朝日新聞夕刊に掲載された「昭和史再訪・(昭和)48年(1973年)8月8日 金大中事件」に、岸信介の悪行が書かれているのでこれに触れておく。岸信介は、いうまでもなく安倍晋三の敬愛する母方の祖父であるとともに、孫崎享が信奉し、そ…
今の橋下は、何を言っても裏目に出る「負のスパイラル」の状態にある。恵まれない環境に生まれ育った逆境をはね返して、一時は「未来の総理大臣候補」とまでもてはやされた橋下。現首相の安倍晋三も、かつて40代の若さで宮沢喜一ら自民党の大物政治家を「面…
以前にも書いたかもしれないが、私が物心ついて最初の総理大臣の交代は、佐藤栄作から田中角栄へのそれだった。テレビから聞こえてくる音声を通じて覚えたのは、佐藤首相、保利官房長官、ニクソン大統領などの固有名詞であり、小さな子供にとっての時間の流…
昨今は、孫崎享のトンデモ本『戦後史の正体』によって、歴代の総理大臣を「自主派」と「対米追随派」に分類し、前者に高い評価を与えて後者をこき下ろすという粗雑なステレオタイプ的歴史観が蔓延している。孫崎本の歴史観は噴飯ものの一語に尽きる。何度も…
36年前の今日、1976年7月27日に、当時の「前首相」田中角栄が逮捕された。あの日も関西はくそ暑かった。中学生の私は夏休みで家にいた。たまたまその日に電気工事に来たおっちゃんが、田中が逮捕されたと言っていたので、正午のNHKニュースを見たら、本当に…
職場でTPPの話題が出るようになった。原発の是非をめぐっては激しい口論があったが、TPPについてはその種の議論にはならない。しかし、日本政府に交渉力があると思っている人は誰一人いなかった。アメリカとの交渉といえば、1989〜90年の「日米構造協議」で…
朝日新聞3面に随時連載されている原発シリーズは、現在、原発を大きく推進した政治家の一人である田中角栄を扱っている。3回シリーズの最終回の今朝(8/17)は、「自立奪った電源三法」という大見出し。飯田哲也氏のTwitter*1から引用すると、 自立奪った電…
TBSのサンデーモーニングに続いてテレビ朝日のサンデーなんとかを見るのは、「サンデープロジェクト」以来の習慣だが、司会の小宮悦子に政治家の議論を仕切る能力がないため、ゲストに政治家が出演することが少なくなっている。しかし今日は、例外的に民主党…
もうすぐ日付が変わってしまうけど、34年前、1976年の今日7月27日に田中角栄が逮捕された。「蝉の鳴く頃高官逮捕」と言われていた通り、暑い日だった。
石川真澄著『人物戦後政治 私の出会った政治家たち』(岩波現代文庫)より引用。 私(注:故石川真澄・朝日新聞編集委員)は一つだけ、記事にするわけではないが、と田中氏の天皇観を尋ねた。佐藤栄作氏が私のインタビューに答えて「天皇様がいらっしゃるか…