kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

田中角栄

服部龍二『田中角栄』を読む 〜 では誰が「福祉元年」をやるべきだったのか

服部龍二の本は前にも中公新書の日中国交回復に関する本を読んだことがあるが、この政治学者は明確に保守派と位置づけられると思う。といっても、最近のメディアやネットのいう「保守」ではない。あれは右翼とか反動などと呼ぶべきものだ。そうではなく、80…

議員立法を奨励した田中角栄と議員立法を禁止した小沢一郎とのすさまじい落差

さっき書いた記事中に引用した佐藤昭子の『決定版 私の田中角栄日記』(新潮文庫2000)から、この日記に引用しようと思っていて忘れていたことがあった。以下引用する。 (前略)田中は若い議員連中が来るたびに、地方のことは県会議員に任せればいい、君た…

「金大中拉致事件」から間もなく40年。韓国の朴正煕独裁政権に日本の主権を差し出した「自主独立派の政治家」(by 孫崎享)・岸信介の悪行を蒸し返しておく

少し古いが、6月29日付朝日新聞夕刊に掲載された「昭和史再訪・(昭和)48年(1973年)8月8日 金大中事件」に、岸信介の悪行が書かれているのでこれに触れておく。岸信介は、いうまでもなく安倍晋三の敬愛する母方の祖父であるとともに、孫崎享が信奉し、そ…

逆境から這い上がった橋下だが、栄光からの転落は経験したことがない

今の橋下は、何を言っても裏目に出る「負のスパイラル」の状態にある。恵まれない環境に生まれ育った逆境をはね返して、一時は「未来の総理大臣候補」とまでもてはやされた橋下。現首相の安倍晋三も、かつて40代の若さで宮沢喜一ら自民党の大物政治家を「面…

早野透『田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像』/服部龍二『日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』を読む

以前にも書いたかもしれないが、私が物心ついて最初の総理大臣の交代は、佐藤栄作から田中角栄へのそれだった。テレビから聞こえてくる音声を通じて覚えたのは、佐藤首相、保利官房長官、ニクソン大統領などの固有名詞であり、小さな子供にとっての時間の流…

「キッシンジャーの『寵児』」だった大の親米政治家・田中角栄はなぜロッキード事件で失脚したか

昨今は、孫崎享のトンデモ本『戦後史の正体』によって、歴代の総理大臣を「自主派」と「対米追随派」に分類し、前者に高い評価を与えて後者をこき下ろすという粗雑なステレオタイプ的歴史観が蔓延している。孫崎本の歴史観は噴飯ものの一語に尽きる。何度も…

どうでも良いけど今日は「田中角栄逮捕記念日」なのだ

36年前の今日、1976年7月27日に、当時の「前首相」田中角栄が逮捕された。あの日も関西はくそ暑かった。中学生の私は夏休みで家にいた。たまたまその日に電気工事に来たおっちゃんが、田中が逮捕されたと言っていたので、正午のNHKニュースを見たら、本当に…

TPPと日米構造協議・日米繊維交渉

職場でTPPの話題が出るようになった。原発の是非をめぐっては激しい口論があったが、TPPについてはその種の議論にはならない。しかし、日本政府に交渉力があると思っている人は誰一人いなかった。アメリカとの交渉といえば、1989〜90年の「日米構造協議」で…

「自立奪った電源三法」(朝日新聞)

朝日新聞3面に随時連載されている原発シリーズは、現在、原発を大きく推進した政治家の一人である田中角栄を扱っている。3回シリーズの最終回の今朝(8/17)は、「自立奪った電源三法」という大見出し。飯田哲也氏のTwitter*1から引用すると、 自立奪った電…

テレビ朝日も読売・中曽根・角栄が犯した犯罪的原発推進行為の映像を流した

TBSのサンデーモーニングに続いてテレビ朝日のサンデーなんとかを見るのは、「サンデープロジェクト」以来の習慣だが、司会の小宮悦子に政治家の議論を仕切る能力がないため、ゲストに政治家が出演することが少なくなっている。しかし今日は、例外的に民主党…

田中角栄逮捕からまる34年

もうすぐ日付が変わってしまうけど、34年前、1976年の今日7月27日に田中角栄が逮捕された。「蝉の鳴く頃高官逮捕」と言われていた通り、暑い日だった。

角さんの天皇観

石川真澄著『人物戦後政治 私の出会った政治家たち』(岩波現代文庫)より引用。 私(注:故石川真澄・朝日新聞編集委員)は一つだけ、記事にするわけではないが、と田中氏の天皇観を尋ねた。佐藤栄作氏が私のインタビューに答えて「天皇様がいらっしゃるか…