kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

田中角栄逮捕から46年。1976年には頂上作戦ができたのに、今では安倍晋三や自民党に対する批判者までもが周辺の有象無象を無駄撃ちしまくる愚を犯している

 今日(7/27)はロッキード事件田中角栄が逮捕された日。46年前の1976年だった。あの日の関西も暑かった。中学校は夏休みに入っていた。家に何かの工事にやってきた人たちから田中逮捕の知らせを聞いた。正午のNHKニュースを見ると、確かに田中は逮捕され、呼び捨てにされていた。

 ネット検索をかけたら、元毎日新聞記者・山本祐司(1936-2017)が2006年に書いた文章がヒットした。

 

www.jnpc.or.jp

 

1976年7月27日の田中逮捕を当日に予告した他の新聞はなく、毎日は「検察重大決意へ 高官逮捕は目前 5億円の流れ突きとめる」と異色の朝刊を作っていた

と書かれている。当時家では毎日新聞をとっていたが、この見出しには見覚えがある。目にしたのは大阪本社版だったから一字一句同じ見出しだったかどうかはわからないが、そういう見出しが確かに紙面に躍っていて、新聞記者はつかんでいたのかと思った記憶がかすかに残っている。

 山本元記者は「アメリカ謀略」説をとっているが、それはいささか怪しい。

 私が思うのは、半世紀前にできていた「頂上作戦」が今はできず、安倍晋三を逮捕することができないまま、統一教会に深い恨みを抱く山上徹也による銃殺を許してしまったんだなあということだ。

 せめて今後だけでも、統一教会及びその自民党との関わりの全体像をつかんだ上で、頂上部から倒していきたいものだ。統一教会に祝電を送った程度の議員や、ましてや世界日報にインタビューが載った程度の、つまり統一教会に対する態度の表明すらしていない政治家や、統一教会との関わりが本当にあるのかさえ疑わしい、ジャーナリストに関する陰謀論などにかまけて本質を見失うなど愚の骨頂である。

 自民党との絡みであれば清和会(安倍派)の政治家、たとえば安倍晋三実弟である岸信夫などは当然主要なターゲットにされてしかるべきだろう。

 

 

 貼り付けられた画像は先週のTBSのBS番組「報道1930」か何からしい。故文鮮明のマッチョイズムはすさまじく、なるほど右翼や自民党の政治家たちの琴線に触れるのも道理だと思うが、文に対する批判を韓国に対する蔑視に転化させてはならない。上記ツイートに対する下記の変てこな反応にはきっちり反論できなければならないのである。

 

 

 呟きの主は「ネトウヨ共」と書いて、自分はそれとは違うと言いたいようだが、私には同じ穴の狢にしか見えない。

 統一教会の問題についていえば、まず核心部である統一教会の信者への献金強要による被害状況の把握と統一教会に対する追及を中心として、政治家との関連では特に統一教会と密接な関係を持ってきた清和会、その中でも特に癒着の深い議員たちに照準を絞らなければならない。