kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

現在の統一教会と自民党へのバッシングは溜まりに溜まったひずみエネルギーを解放する必然の過程だ

 下記まことん氏のツイートはあまりにも考えが浅いと思う。

 

 

 「今更感」と仰るけれども、例えば私が少年時代を送った1970年代であれば、冷戦構造に起因する「反共」勢力同志、さらには現在の団体名「家庭連合」にも反映されている家父長制等への回帰志向などで(旧)統一教会自民党が癒着するのにはそれなりの理由というか「土台」(下部構造)があった。しかし今では冷戦も終わっているし、本当の田舎ではどうだか知らないけれどもいわゆる大都会にとどまらない県庁所在地など地方都市でも家父長制なんか相当壊れ切っていると思われる。暗殺された安倍晋三家だって家父長制どころか女系だった*1。そんな時代になっても未だに自民党統一教会が癒着し続けている方がおかしな話で、それは現在の日本社会のニーズに応えないどころか妨害するものだった。それを安倍晋三を筆頭とする清和会の政治家やその仲間が権力で押さえつけていたのが、安倍晋三の暗殺でその重石が突然とれた。それで一気に今まで溜まっていたひずみエネルギーが解放されつつある。それが現状なんだと思う。だからまず第一に統一教会、それに次いでは統一教会と癒着していた自民党(特に清和会)が徹底的にバッシングされるのは必然の過程だとしか私には思えない。

 前にも似たようなことを書いたが、今回の安倍晋三暗殺と酷似していると私が思うのは東日本大震災と東電原発事故だ。

 東日本大震災は物理的な意味でのひずみエネルギーの解放だが、それに伴って起きた東電原発事故には、比喩的な意味での惰性力によって動かされてきたエネルギー政策の(社会的な、あるいは政治的な)ひずみが一気に解放された面があった。現在、岸田文雄はその大きな流れにむしろ逆らって原発再稼働に前のめりだが、岸田はあまりにも愚かだ。

 

 下記は最初にリンクしたまことん氏のツイートへの反応と、それへのさらなる反応。

 

 

 

 

 これらの意見には全く賛成できない。

 溜まりに溜まったひずみエネルギーは解放し切らなければならない。

 それを怠ったら、安倍晋三の暗殺ほどのおおごとではなくとも、また新たな悲劇を引き起こす恐れが強い。

*1:安倍晋三は父方の祖父・安倍寛をないがしろにしてたよね。晋太郎夫妻も晋三夫妻も妻の方が立場が強かったように見える。